この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
「未経験だけどシステムエンジニアになるためにはどうすればいいんだろうか。」
そんな疑問を抱えていませんか?
前職は全く畑違いの仕事をしていて、しかも情報系の学校で学んだわけではない。
そんな完全未経験の自分の経歴でシステムエンジニアを目指すなんて無謀だとお思いかもしれません。
しかし、実は未経験でも着実にステップを踏めばシステムエンジニアになる方法があるんです。
この記事を読めば、
- 未経験でもシステムエンジニアになる2つの方法
- 未経験でもシステムエンジニアになれる理由
- システムエンジニアの求人探しのコツ
など、未経験でシステムエンジニアになるために重要なポイントを知ることができます。
未経験でのシステムエンジニアを目指されている方はぜひ読んで参考にしてみてくださいね。
目次
未経験でもシステムエンジニア(SE)にはなれる
まさか未経験でシステムエンジニアになんてなれないなんて思っていませんか?
未経験でもシステムエンジニア(System Enginner、略してSEとも呼ばれます)になれるんです。
もちろん技術が全くない状態からの就職となりますので、対策は必要ですね。
以下では主に2つの方法について解説していきましょう。
未経験からシステムエンジニアになる2つの方法
ここからは具体的な未経験でシステムエンジニアになる2つの方法を紹介していきますね。
1.プログラマーとして経験を積んでシステムエンジニアになる
1つ目がプログラマーとして経験を積んでシステムエンジニアになる方法です。
システムエンジニアの職種はクライアントの要望を汲み取り、ビジネス上の課題を解決するためにシステムを設計するのが役目。
それもプログラミングができた方がより質の高いシステム設計ができます。
よって、まずはプログラマーとしてキャリアをスタートしてシステムエンジニアを目指すのはおすすめです。
もちろんプログラマーになるためにはプログラミングができる必要があります。
プログラミングができなければ学習が必要となりますが、今はたくさんのプログラミングスクールが開講していますので、プログラミングスキルをつけるのはそんなに難しくはありません。
後の章でおすすめのプログラミングスクールも紹介しているので参考にしてみてください。
2.未経験でシステムエンジニアになる
2つ目が未経験でシステムエンジニアにいきなりなる方法です。
会社によっては研修制度が充実していて、未経験でもシステムエンジニアになれる会社は存在します。
どのような研修制度があるのか、どんなスキルが身につけられるのか、その後どのようなシステムに携われるのか、会社によって様々です。
自分の希望に合った職種に出会うためにも丹念にリサーチするようにしましょう。
システムエンジニアとプログラマーって違うの?
ここまで読まれて、「そもそもシステムエンジニアとプログラマーってどう違うの?」と疑問に思われていませんか。
一言で言えば、システムエンジニアはシステム開発全部の工程に携わり、管理業務をするのが主な役目です。
対してプログラマーはシステム開発に特化し、部品のいち部分をプログラミングして制作するのがプログラマーの役目です。
まずはこの2つの職種の違いについて説明していきますね。
システムエンジニアとは?
システムエンジニアは主にシステム開発の「上流工程」を担当します。
上流工程とはシステムの要件を決めて、どのようなシステムにするか設計をすることを指します。
ここで言う「システム」とは主に企業内で使われるシステムのこと。
例を上げると、会計処理をする会計システム、在庫を管理する在庫管理システム、人事データをまとめる人事管理システムなどです。
それらのシステムを各クライアント企業の体制に合わせて要望を汲み取り、どのようなシステムが必要か考え、設計をしていきます。
システムエンジニアには、ビジネス上の解決したい課題を理解し、その課題をシステムで解決するスキル・知識、またコミュニケーション能力も求められます。
プログラマーとは?
プログラマーとはその名の通り、プログラミングを専門にする職種です。
システムエンジニアが設計したシステムの仕様に従って、個々の部品を作っていくのがプログラマーの仕事です。
建築・建設で言うと、システムエンジニアが設計士、プログラマーが実際の作業する人と言えます。
仕様で定めれたプログラミング言語を使って、システムの部品を開発し、最終的にはシステム全体を開発するのが役目となります。
大規模なシステムになると、チームで開発することが多くなり、一人が担当するのは本当にそのシステムの一部分となるでしょう。
またスタートアップ企業などで、少数精鋭の人員で開発をする場合は、スキルレベルが高いプログラマーが一人で製品を開発することもあります。
システム要件を適切に汲み取り、プログラミングで要件を実現できるスキルが求められます。
システムエンジニアとプログラマーの違いは対応範囲の広さ
システムエンジニアとプログラマーの違いは対応範囲の広さに違いがあります。
システムエンジニアの場合は、システム開発の最初の段階から納品後の運用サポートまでトータルで関わっていきます。
対してプログラマーの場合は、プログラミングによる開発業務が中心となります。
以下両者の違いを表にしてまとめているので参考にしてみてください。
システムエンジニア | プログラマー | |
---|---|---|
責任範囲 | システム構築が仕事 | プログラムの完成が仕事 |
業務内容 | 顧客と摂政しながら業務フローや仕様を決定 | 決められた仕様に従ってプログラムを作成 |
必要な知識 |
・顧客業務の知識 ・OSや製品プログラムで何ができるか ・個別製品の知識 |
・OS、プログラム言語 ・クラスライブラリ ・アルゴリズム、テスト技法 |
成果物 | 設計書 | ソフトウェア |
服装 | スーツが基本 | 自由な傾向有り |
未経験でもシステムエンジニアになれる理由とは?
なぜ未経験でもシステムエンジニアになれるのか疑問に思いませんか?
それは圧倒的なIT人材不足が根底としてあるからです。
以下未経験でもシステムエンジニアになれる理由を解説していきますね。
IT業界の成長スピード
IT業界自体が技術革新と市場拡大の成長が著しいため、技術者が常に不足している状態です。
インターネットの発展、スマホやタブレットなどデバイスの発展、人工知能の発展など、IT業界は驚くべきスピードで成長しています。
特にここ20年ほどの成長スピードは他業界では類を見ない速さです。
1995年にWindows95が登場してからパソコンが一般家庭に普及し、またインターネットに誰もが接続できるようになりました。
そこからiPhoneを始めとするスマートフォンが2008年ごろ登場し、現在では手元からインターネットに接続したり、アプリで様々なサービスを受けられるようになっています。
今後は人工知能はどんどん進化しますし、IoTと呼ばれる技術でインターネットが多種多様な製品と結びついていきます。
このようにIT業界は非常に短いスピードで技術革新と新しい産業が表れており、今後もこの成長スピードは加速していくばかり。
数年スパンでIT業界の中でも新しい産業が起こり、技術の進歩も早く、慢性的に技術者が不足しています。
人材不足
上記の通りインターネットの発展、スマホやタブレットなどデバイスの発展、人工知能の発展などでますますIT業界はますます多くのIT人材が必要されていきます。
情報処理推進機構が発行した2018年度版のIT人材白書によると、IT企業におけるIT人材の量に対する不足感では「大幅に不足している」と回答した割合が、過去最多の29.5%に上りました。
引用:IT人材白書2018(https://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/about.html)
このように圧倒的にIT人材が不足しているわけです。
この不足しているIT人材を補うためにも、未経験者でもスキルがあれば雇う必要が出てきます。
システムエンジニアに必要なスキル・資格はある?
システムエンジニアになるためにはどのようなスキルが必要か、どのような資格が必要か気になりますよね?
ここからは必要なスキルについて説明していきます。
必要なスキル
システムエンジニアは総合的なITに関するスキル・知識とコミュニケーション能力が求められます。
システムエンジニアの仕事はクライアント企業の課題をシステムで解決させること。
そのためまずクライアント企業が「何を解決したいのか」を理解・把握し、適切にそれをシステムに落とし込めるスキルが重要になってきます。
具体的には、
- クライアントの要望を聞き出し、適切に把握するコミュニケーション能力
- 要望をシステムに落とし込むIT知識
- システムを設計するスキル
これら3つのスキルが特に重要となってきます。
必要な資格
システムエンジニアになるために絶対必要な資格というのは、存在しません。
特にこの業界は実務でのスキルを重視するため、資格だけ持っていてスキルがない人よりも、スキルがある人の方が就職率は高まります。
ただファーストステップとして取っておくと就職に有利になる資格や、転職に有利になる資格はあります。
以下ではおすすめの資格を紹介していきますね。
ひとまず取っておくのであれば基本情報技術者
おすすめな資格が国家資格でもある「基本情報処理技術者試験」です。
この試験はIPAという独立行政法人が行っている試験で、IT系の国家資格。
会社によっては、入社前の取得を義務付けられたり、入って1年目の社員が取ることを求められたりもしますね。
試験では基礎的なアルゴリズムからネットワーク、データベース等、IT全般の広い基礎的な知識を問われます。
100点満点で6割取れていれば合格となる試験ですが、合格するにはそれなりの学習量が求められます。
そのため基本情報処理に合格していれば、基礎的なIT知識があることの証明とすることができます。
余裕があれば応用情報技術者も取っておこう
さらにその一つ上級の「応用情報技術者」も就職に有利にはたらく資格です。
これは先ほどの基本情報技術者試験の上位資格と言えますが、出題内容は基本情報技術者とそこまで変わりはありません。
また、応用情報技術者試験は3年程度実務経験があるITエンジニアが取るべき資格とされているため、この資格を取れば3年間分の実務経験の知識を補うことができます。
午後の試験が選択性となっており、受け方によっては基本情報技術者よりも取りやすい資格と言えます。
システムエンジニアの仕事内容
システムエンジニアは具体的にどのような仕事内容かを説明していきますね。
システムエンジニアは一言で言えば、システム開発の最初の要件取りまとめから納品後の運用支援までトータルでシステム開発をサポートしていきます。
工程として分けると、以下の通りとなります。
- 要件定義
- 設計
- プログラミング
- テスト(試験)
- 運用サポート
- 教育・マニュアル作成・お問い合わせ対応
これらの工程を一手に担い、システム開発のプロジェクトを成功に導くのがシステムエンジニアの役目です。
システムエンジニアに向いている人・向いていない人
「自分は果たしてシステムエンジニアに向いているのだろうか」と疑問に思うこともありますよね。
ここまで読んでシステムエンジニアの職種については理解されたかと思います。
しかしそれが自分に向いているかどうか、不安になる気持ちが湧いてしまった方に向けて、向いてる人・向いてない人の特徴を解説していきます。
システムエンジニアに向いている人の3つの特徴
以下それぞれの向いてる人の資質を説明していきますね。
1.新しいもの(技術)が好きな人
新しいものが好きな人はシステムエンジニアに向いていると言えます。
なぜならIT業界は常に技術革新が起こり、常に知識やスキルをアップデートしていくことが求められます。
新しい技術が出てきた時に、「この技術はどう使えるのだろう」「今までの技術よりもどこが優れているのだろう」
「どのように既存システムをよりよいものにしていけるだろう」ということが考えられると向いてるでしょう。
逆に新しいもの、新しい技術に対して興味が湧かない人は、技術の進化についていくのが大変に感じられ苦痛になってしまうかもしれません。
2.クライアントやチームメンバーとプロジェクトを円滑に進めるためのコミュニケーション能力
システムエンジニアと聞くと、パソコン作業ばかりを思い浮かべがちですが、必ずしもそうではありません。
クライアントに打ち合わせし、要望を聞き出すコミュニケーション能力が必要です。
またクライアントのみならず、開発チームに対してわかりやすく要件を伝える力も必要です。
プロジェクトの遅延や急な改修の対応など、その度にクライアントやチームメンバーと話し合い、折り合いをつけていくことも多々あります。
そのような時にでもプロジェクトを円滑に進めるためのコミュニケーションが取れる人が向いてると言えるでしょう。
3.論理的に考えることができる人
システムを適切に設計するために論理的思考力がある人も向いています。
システムは幾つものプログラム・部品から成っており、ユーザーにとってわかりやすい仕様にするためには構成をよく考える必要があります。
そのためにも、業務上の何を優先したらいいのか、どこをどうシステム化すればいいのか。
様々な課題を切り分けてシステムで解決していく論理的に考える力がある人が向いているでしょう。
システムエンジニアに向いていない人の3つの特徴
逆に向いてない人はどんな特徴を持っているのか気になりますよね。
以下向いてない人の特徴を説明していきますので自分自身に照らし合わせてチェックしてみましょう。
1.学習意欲が低い人
学習意欲が低い人はシステムエンジニアには向いていません。
ここまで何回も説明してきましたが、IT業界はとにかく技術革新が目覚ましい。
10年前の技術はもう既に古くて使われないということもざらに起こり得ます。
そのため日々新しい技術、業界の動向について勉強していくことが求められます。
勉強嫌いで学習意欲が低い人は、そのIT業界では次第に取り残され、気づいたら淘汰されてしまう。。
心配になってしまいそうですが、ただ他の勉強が嫌いでも、自分が専門とするITスキルについて学習するのは好きであればいいのわけです。
自分が専門とする分野が好きになれるかどうか、興味が持続できそうかどうか考えてみるといいでしょう。
2.技術に対する興味がわかない人
技術に対する興味が湧かない人もシステムエンジニアに向いてないと言えます。
先ほども言った通り、IT業界の技術革新は日進月歩。
日々新しい技術が登場し、廃れる技術は廃れていきます。
クライアント企業の要望に適用できるか判断するためにも、常に新しい技術をキャッチアップし、取り込んでいく意欲が求められます。
技術に対する興味がそもそも薄い、わかない人にとっては辛い職業となり得るため注意しましょう。
3.パソコン作業をすること自体がストレスになる方
システムエンジニアの仕事はやはりパソコン作業がメインとなります。
そのためパソコン作業をするのが苦痛で仕方がない人は、システムエンジニアは向いてないです。
もちろんクライアント先で打ち合わせをしたり、同僚とミーティングをしたりすることも仕事にはあります。
しかし仕様を決めたり開発を進めるにはどうしてもパソコン作業が必須となります。
パソコン作業自体がストレスになってしまう方には向いていないと言えます。
未経験からSEに転職するなら何才まで?年齢制限はある?
未経験からシステムエンジニアに転職するなら何歳までなら可能なのか、気になりますよね。
ここでは未経験でのシステムエンジニアに転職する可能性について、特に20代、30代に分けて解説していきます。
20代
未経験でも20代であればシステムエンジニアへの転職は有利に進められます。
特に20代前半であれば、知識は経験がなくても自社で育てて戦力にしたい、と考える企業が多く転職できる可能性が高いでしょう。
まだ技術についても貪欲に吸収していけますし、どんどん経験を積んでいくこともできます。
20代後半であっても、前半ほど引く手あまたではありませんが、事前にスキルを磨いておくなど対策をすれば十分転職は可能です。
30代
企業によっては未経験者は20代までと決めていることが多く、30代では一気に転職が難しくなります。
しかし全く不可能ということはなく、しっかりとスキルを高めて転職活動をすれば転職することは可能です。
ただブラック企業が使い捨ての人材を確保するために30代未経験でも採用することがあります。
企業選びには慎重になりつつ、自身でできるスキルアップはどんどんしていき未経験であることをカバーしていく努力が必要です。
【年齢別】システムエンジニア求人探しのコツ
年齢別にシステムエンジニアの求人探しのコツをまとめていますので参考にしてみてください。
26才(第二新卒)
26才までであれば第二新卒枠での転職が可能です。
一番未経験でもシステムエンジニアとして転職することができるので、もし希望するのであれば今すぐに動きましょう!
第二新卒扱いで就職することができ、様々な会社を選ぶことができます。
研修制度が充実した会社もあるため、入念にリサーチしてスキルが向上する会社を選ぶといいでしょう。
27才以上
27才以上ですと、第二新卒扱いからは外れてしまいますが、まだ比較的未経験でも採用される率が高いです。
ただ第二新卒ほど選び放題、というわけにはいかないため希望する会社に転職したいのであればプログラミングの勉強をしてスキルを高めて転職活動をするのがオススメ。
プログラミングは独学でも学べますが、効率を考えるとプログラミングスクールに通った方が早く確実にスキルを習得できます。
おすすめのプログラミングスクールを後の章で紹介しますので参考にしてみてください。
失敗せずシステムエンジニアへ転職する4つの方法
どうすれば失敗せずにシステムエンジニアへ転職できるのか、疑問に思いますよね。
ここまで読まれた方はかなりシステムエンジニアへの転職意欲が高いでしょう。
そんなあなたが失敗せずにシステムエンジニアに転職する4つの方法を紹介していきますね。
ぜひ参考にしてみてください。
研修制度がある会社を選ぶ
まず研修制度がある会社を選ぶのがおすすめです。
未経験であっても会社の研修で最低限の知識・スキルを身につけてシステムエンジニアとして働くことができます。
特に大きな企業になると充実した研修制度がありおすすめ。
最初は正社員が難しくても、契約社員として入社して会社の研修を受けてスキルを向上させていくこともできます。
その後ある程度実務経験とスキルが高まったら転職をするのも検討してみましょう。
転職支援を受ける
転職支援を受けることでも未経験での転職がしやすくなります。
特に失業者を対象にした職業訓練校は、様々な講座が国の税金で受けられるためおすすめです。
実際に職業訓練校に通ってスキルを磨いて未経験でも転職された方もいます。
しっかりと受ければ未経験での転職が可能となり、かつ受講費用も安くすむのでおすすめの方法です。
プログラミングスクールに入る
プログラミングスクールに入ってプログラミングスキルを高めるのもいいでしょう。
特に近年は様々なプログラミングスクールが開講しており、自分の目的に応じてスクールを選ぶことが可能となっています。
転職支援制度があるうログラミングスクールもあるので、スクールに通うことで転職しやすくもなります。
またプログラミングを学ぶことで、プログラマーとしてではなくシステムエンジニアとして就職できる可能性も開けます。
以下の記事では特に転職保証付きのおすすめプログラミングスクールを紹介しています。
最近は無料でスクールに通えてそのまま転職できるサービスもあるほど!
ぜひ参考にしてみてください。
エンジニアに未経験でも転職できるおすすめサービス11選を徹底比較
資格を取得する
資格を取得することで多少転職に有利に働きます。
特に先ほど説明した技術者試験は、IT技術者として基礎的な知識があることを証明できるので取って損はない資格と言えます。
また分野に応じてベンダー系の資格も取っておくと転職に有利。
オラクルやシスコと言った、IT製品を製造している会社が主催している資格で情報処理技術者試験よりもより専門に特化しています。
専門分野を既に決めている場合は、ベンダー系の資格を取ることで転職に有利になります。