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「社内SEの仕事内容はどんな仕事なんだろう。。」
社内SEに興味を持ったものの、情報が少なく、なかなか仕事内容がわかりにくいですよね。
社内SEの仕事内容から必要とされる能力、メリット・デメリットなど、社内SEに興味がある人は気になるかと思います。
この記事を読めば、
- 社内SEの仕事内容
- 社内SEになるメリット・デメリット
- 社内SEに未経験でもなれる方法
が分かります。
社内SEに興味がある人はぜひ読んでみてください。
目次
身内が相手で、残業が少ない社内SEは人気!
社内SEは社内システムの保守・運用がメインの仕事となります。
身内が相手のため、納期の調整がしやすく、それによって残業が少ないのが特徴になります。
長時間労働なところが多いSEの職場の中では、定時で上がりやすい社内SEはは人気の職種です。
社内SEとは?
一言で社内SEと言っても、どのような職種かいまいち分かりませんよね。
そこでひとまず社内SEとSEの違いについて説明していきますね。
社内SEとSE(システムエンジニア)の違いは?
社内SEとシステムエンジニアの違いは、社内のシステムのみ担当するか、外部のシステムを開発するかの違いがあります。
ユーザー
社内SEはユーザーが会社の社員となります。
社内システムに関する問い合わせ対応の時でもユーザーに直接対応することになります。
そのため、できる限り専門用語は使わずに、初心者にもわかりやすく説明できる能力が必要になります。
また、経営陣に対して新しく導入するシステムがどうコスト削減に貢献するかなど、プレゼンテーションをする機会もあります。
職場・常駐先
一般のシステムエンジニアの場合は職場は自社か常駐先となります。
自社開発のサービスがあれば自社が職場になりますが、常駐先であれば客先常駐となります。
お客様先で開発するシステムや職場環境によって変わってきてしまいますが、優秀な技術者がいる環境であれば飛躍的にスキルアップできる環境でもあると言えます。
社内SEの仕事内容
社内SEの仕事内容としては、以下4つの仕事が主な仕事内容となります。
ヘルプデスク
ヘルプデスク業務は、社内システムを使うユーザー(主に社員)からのお問い合わせ対応になります。
社内システムであっても、社員が全て熟知しているわけではなく、分からない点は社内SEに聞くことになります。
中規模以上の企業である場合、担当者を1人以上お問い合わせ対応担当にすることが多いです。
問い合わせ内容は、パソコンの不具合や、システムの不具合、またはシステム利用上分からないことなど。
パソコンからシステムのことまでそれぞれ対応します。
大企業であれば人数も多く、使っているシステムも多いので、それぞれのシステム毎でヘルプデスクを置くこともあります。
社内インフラ整備
社内インフラ整備も社内SEの仕事となります。
社内インフラ整備は、パソコンとインターネットをつなげるLANケーブルの配線や、ネットワーク環境の構築。
特にネットワークは複数支社間をVPNと呼ばれるセキュリティを保持したインターネット通信を構築することもあります。
社内サーバーがあれば、その社内サーバーのバックアップの確認、エラーの確認なども行います。
保守メンテナンス
保守メンテナンスは、社内で使われるパソコンやシステムの保守・メンテナンスになります。
また、社内で使われるパソコンのセットアップや、必要なソフトのインストールなどを行います。
会社によっては、社員が使うパソコンにあらかじめ入れておくアプリケーションが決まっていることがあります。
それらのアプリケーションを社員が使う前にインストールしておいて、社員が使う時には問題なく使えるようにしておくのが仕事となります。
人数が多い企業ですと、パソコンの入れ替え作業があると、何百台というパソコンを入れ替えていくため、数ヶ月にかけて入れ替えるプロジェクトになることもあります。
社内システム開発
社内システム開発は、社内で使われるシステムの開発になります。
組織変更に合わせて人事システムを変更したり、会計システムをアップデートしたりします。
また、社内システム開発と日頃の保守を両立して行うこともあり、
社内SEに必要な3つの能力
社内SEは主に3つの能力が必要となります。
コミュニケーション能力
社内SEは社内ユーザーとのやり取り、関係部署とのやり取りでコミュニケーション能力が必要となります。
社内ユーザーとはお問い合わせ対応で、わかりやすく説明する、また相手が言っている意図を組むコミュニケーション能力が必要となります。
例えば、社内SEの場合はユーザーが社員になります。
相手によってはシステムに慣れていないユーザーもいるため、分かりやすく説明する能力も必要になってきます。
またビジネス上の課題をシステムで解決するために、よりよい策を経営陣に対して説明できるコミュニケーション能力も必要になります。
このように、コミュニケーション能力に優れていることが必要です。
マネジメント能力
マネジメント能力も社内SEに必要な能力です。会社によってはシステム開発の一部を外注スタッフに委託することもあります。
その時にはプロジェクトが遅れなく進んでいるか、進捗確認や工数管理などのマネジメント能力も必要となります。
トラブルを未然に防ぎ、関係者間の調整を行うことも大事な仕事となります。
テクニカル能力
最後にテクニカル能力も社内SEに必要な能力になります。
先ほどのようにインフラの知識やパソコンの基本的なセットアップの知識、そしてネットワーク・セキュリティの知識や、システム自体に関しての知識も必要になります。
また自社でシステム開発をする場合は、プログラミング知識も必要となるでしょう。
どのようなテクニカルな能力が必要になるかは、会社によって変わってくるため、就職する前に求人情報を細かくチェックした方がいいでしょう。
社内SEはSEより人気がある?
社内SEは一般的なSEよりも人気があることがあります。
社内SEは社内システムの保守・運用を中心とした業務になるため、納期が調整しやすく、ホワイトな職場が多いからなんですね。
実際になぜ社内SEが人気なのか、社内SEになるメリット・デメリットを知ることで見えてくるでしょう。
以下社内SEのメリット・デメリットについて説明していきますね。
社内SEのメリット・デメリット
社内SEのメリット・デメリットについて紹介していきます。
メリット:相手企業とのやり取りがないため納期に融通が利く
1つ目のメリットとしては、社内SEの業務は自社内で完結するため、外部企業よりも納期の融通が利くところです。
社内SEのプロジェクトは年間のスケジュールの中で組まれていることもありますが、その納期は関係部署と調整すればずらすことも可能です。
また、日頃から接している自社のシステムのため、要望をまとめるのも容易で、初期の段階で完成度が高いものが作れます。
そのため検収での修正箇所も少なく、手戻りが発生しにくく納期内に収まりやすいと言えます。
対して外部企業との納期は厳守であることもあり、社内SEほど融通が効きません。
元請けの会社が無理なスケジュールで納期を押し通すこともあり、そのしわ寄せが下請け企業にも来る.
納期を守らないと元請けから仕事が発注してもらえなくなる、という事情もあり、無理な納期に対応せざるを得ない。
そのような点と比較すると、社内SEのの場合は納期の融通が効き、そのため比較的提示で上がりやすいのが特徴です。
メリット:困難な納期がなく、残業が少ない
上記の通り納期の融通が効くため、困難な納期がなく残業が少ないのがもう一つのメリットです。
困難な納期がないため、残業や長時間労働が少なくてすみます。
対外部企業ですと、納期に無理やり合わせるために、社員に長時間労働・休日出勤を強いる会社も少なくありません。
働き方がホワイトな職場が多いという点でも、社内SEが人気となる理由になっています。
デメリット:キャリアアップが難しい
キャリアアップが難しいことが逆に社内SEのデメリットとして挙げられます。
社内SEは社内のシステムのみ担当するため、開発環境・開発言語が限定されており携われる技術の幅が限定されてしまいます。
また、開発業務は外注し、管理業務のみやる場合もあり、技術面での向上がしにくいと言えます。
技術面での向上しづらいため、キャリアアップをするには難しい職種と言えるでしょう。
デメリット:同僚が少ない
また2つ目のデメリットとしては、同僚が少ないことが挙げられます。
社内SEが所属する情報システム部門は、経営的視点から見ると利益を上げず、コストがかかる部門と言えます。
システム化によってかかるコストは削減できても、売上を上げるのは難しいです。
そのため、経営層はコスト削減のためできる限り人を削減しようとします。
よって、情報システム部門の人員は必要最低限になることが多く、同僚がとても少ない職場になりがちです。
向いている人
社内SEに向いている人は、コミュニケーション能力とマネジメント能力に長けている人です。
ユーザーからのお問い合わせ対応でも適切に説明できる能力や、ユーザーの要望を聞いて不満点を洗い出し、それをシステムに落とし込む能力が必要となります。
また、そのシステムを作る承認を得るのに経営者層を納得させる必要もあります。
そのため、コミュニケーションを取って相手のニーズを組んだり、意図を汲み取ることができる人が向いています。
外部企業に開発を委託する場合もあり、円滑にプロジェクトが進むめるためのマネジメントスキルも必要となってきます。
向いていない人
逆に向いていない人の特徴としては、バリバリ技術を磨いていきたい、極力人と関わりたくない人です。
先ほども説明したように、社内SEは開発業務ばかりをやるのではなく、ユーザーや経営層とコミュニケーションを取ることも重要な仕事となります。
そのため「人と関わりたくない」と思っている人が就くと、とても辛い職種と言えます。
また、技術も社内システムで使用されている技術がメインとなり、その技術にだけ長けていればいい場合が多いです。
そのため新しい技術に触れる機会に乏しく、新しい技術に触れたい、技術力を高めていきたいと思っている人にとっては不向きな職種と言えるでしょう。
社内SEになるためには?
最後に社内SEになるための方法について解説していきます。
新卒採用
新卒採用で社内SEになるのは難しいと言えます。
まず社内SEは経験者採用が一般的です。
社内のシステムの開発・保守からユーザーへの問い合わせ対応など、業務範囲が多岐に渡るため、業務経験が経験が必要とされる多い。
そのため社内SE枠では新卒での採用は行っていない企業が多いです。
仮にあったとしても、社内SEで新卒の募集をしていることは稀で、総合職採用となります。
総合職採用で、社内SEの部門に配属になることはなくはありませんが、社内の様々な部署で経験を積んで異動に耐えうる人材を育成する目的のこともあります。
転職
社内SEへの転職は、未経験か経験者かで違います。
SEとして3年以上働いてきた経験がある人であれば、比較的転職活動は有利に進みます。
対して未経験の場合は、それ相応の準備が必要となってきます。
以下の章で未経験での社内SEへの転職についてより詳しく説明していきますね。
社内SEは未経験でもなれる?
社内SEは未経験ではなりにくい職種と言えます。
新卒での採用が少ないのと同じく、経験者採用はありますが、未経験者でもOKの募集はあまりありません。
ただしっかりと準備をしさえすれば、不可能ではないとも言えます。
特に最近はプログラミングスクールも多くあり、学習環境も整ってきています。
必要となるスキルをスクールで磨きつつ、未経験でもOKな求人に応募することで未経験者でも社内SEになることは可能です。
未経験の社内SEを採用している企業もある
未経験の社内SEを採用している企業も探せばあります。
ただ数はそこまで多くはないため、できる限り広範囲な情報源から求人情報を取得した方がいいでしょう。
そのためにも、転職エージェントを使用することはおすすめです。
転職エージェントによっては未公開求人も多数扱っているところもあり、一般には公開されていない未経験での社内SE職種の求人もある可能性があります。
一つに絞らず、多くの転職エージェントに登録し、まずは幅広く求人情報を集めていくことが転職成功への近道です。
以下におすすめの転職エージェントを紹介していますので、参考にしてみてください。