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「もう請負開発のSEはやだ、社内SEに転職したい!」そう思っていませんか?
今いる会社は残業100時間超は当たり前。土日出勤も求められる。どうにかして社内SEに転職してホワイトな働き方をしたい。
受託開発メイン・下請け・孫請け企業では、ブラックな働き方になりとても大変ですよね。
この記事でご紹介するのは、社内SEへの転職において重要な3つのポイントです。
この記事を読めば、
- 社内SEの仕事内容
- 社内SEに転職するメリット
- 社内SEに転職する上での3つのポイント
について知ることができます。
すべての社内SEがホワイトな職場であるわけではありません。
もし社内SEに転職したいと思っているのであれば、ぜひ読んで転職を成功させてください。
社内SEの基本的な仕事内容は?
以下社内SEの基本的な仕事内容について説明していきます。
社内SEの仕事1 社内システムの開発や運用
社内SEの仕事のメインとなるのが社内システムの開発や運用です。
運用面では毎日使われる社内システムのトラブル対応や、社員からの質問に答えたりすることが基本となります。
また社内システムを入れ替える場合は、主に開発を外注するか社内で内製するかによって変わります。
社内で内製する場合は現場での意見を汲み取りつつ、
- 各部署代表との仕様決めのミーティング
- スケジュールを策定
- スケジュールに沿って開発を進める
というような流れで既存システムの運用をしつつ開発を進めます。
外部に委託する場合は、途中のプロトタイプのテストや、外部の業者との打ち合わせなどをして自社の要望を的確に伝えるのが仕事となります。
社内SEの仕事2 外部委託や業務パートナーのマネジメント
社内SEの仕事の2つ目としては外部委託や業務パートナーのマネジメントとなります。
社内システムの一部を外注している場合やヘルプデスクを外部委託している場合、そのマネジメントを任されます。
また既存システムが外部委託で開発されたものの場合、現場の要望を吸い上げて改善できないか打ち合わせをしたり、どのような不具合があるかを伝えたりします。
企業によってはそのシステムの関係者が月に1度集まり、システムについての不具合や情報共有をする場も入ります。
社内SEの仕事3 IT技術での業務改善
社内SEの仕事の3つ目としては、IT技術での業務改善になります。
社内で行われている業務の中で、改善した方が良い点を組み上げ、それをシステムで解決できないか考えます。
またそのような提案をミーティングで上層部に掛け合い、承認を得るのも役目となります。
同じ社内SEでも大企業と中小企業とでは役割が違う
同じ社内SEでも大企業と中小企業とでは役割が違います。
大企業の場合は扱っているシステムの数が多く、その分社内SEの数が多くなります。
業務を分担し、各部署とも連携しつつチームで仕事を進めていきます。
また社内システムを自社で開発するだけでなく、外部のベンダーやSIerに開発を委託する場合もあるんです。
給与の面でも大手企業でもあり待遇がよく、福利厚生や給料もいい場合が多いのも特徴ですね。
社内SEとして必要なスキルを持っていれば20代の方でも年収900万円前後になる人もいます。
対して中小企業の社内SEは、規模に応じて人数も少なくなる傾向があります。
また大企業ほど大規模なシステムではなくなるため、日々の運用面でのサポートがメインの業務となります。
具体的には社員から寄せられる障害対応、新しいパソコンのセットアップ、会社のホームページの更新など、パソコン関係の何でも屋として業務を任せられることが多いです。
大企業ほど給料はもらえないですが、ITという専門スキルを持っているため一般的なサラリーマンよりも高水準の給料がもらえるのが社内SEのメリットです。
社内SEと普通のシステムエンジニアを混同しないように注意しよう
ところで社内SEと普通のシステムエンジニアの違いについては把握していますか?
同じような職種に見えて、実際に行う業務の内容は違いがあります。
社内SEと普通のシステムエンジニアを混同しないように注意しましょう。
社内SEはシステム開発の一連の工程に携われる
社内SEはシステム開発の一連の工程に携われます。
受託開発の会社でシステムエンジニアとして働く場合、様々な顧客企業のシステムを担当します。
一つのプロジェクトを最初から最後までやることもありますが、人員が不足しているプロジェクトに回されたり、システム構築の一部分だけ対応するということも…
対して社内SEの場合は担当のシステムの上流工程から開発、構築、運用といった一連の工程を担当します。
社内SEでは1つのシステムの担当になった方が、他のシステムを兼務するよりも学習時間も短く、どのシステムが誰が担当しているか分かりやすくなり会社としても効率がいいためです。
システムエンジニアほど担当するシステムの幅はないものの、一つのシステムに特化してそのシステムの業界に精通した人材になることができます。
社内SEは開発以外の業務も多い
社内SEは開発以外の業務も多いです。
日々の運用面での社員からのお問い合わせ対応や、不具合対応、またシステム以外でもテレビ会議システムの使い方についての説明なども担当内になることもあります。
サーバーやローカル端末だけでなく、社内ネットワークについても把握し、トラブルがあれば復旧させるのも仕事となります。
直接的なシステム関連の業務以外でも、パソコンが不慣れな社員向けにパソコン研修を実施したり、社員用のマニュアル作成も行ったりします。
社内SEは客先常駐がない
社内SEは客先常駐がないです。
当たり前と言えば当たり前ですが、社内SEは社内のシステム・パソコン全般に関する対応が業務となります。
客先常駐をしたい場合は客先常駐するエンジニアの職を探した方がいいでしょう。
社内SEの魅力は?転職することのメリット
社内SEの魅力はどんなところにあるか、転職することのメリットについてお伝えします。
過酷な残業やデスマーチなどに巻き込まれにくい
社内SEは過酷な残業やデスマーチに巻き込まれにくいです。
そもそも社内システムの保守・開発は年度始めに1年間のスケジュールが組まれ、それを基に業務を行います。
スケジュールとは外れた要求が来る場合もありますが、その場合は部署間で何を優先するか話し合われます。
そのため受託開発のように納期が厳しいということもなく、残業やデスマーチに巻き込まれにくいです。
客先常駐がないので環境が変わることなく仕事ができる
客先常駐がないため環境が変わることなく、残業やデスマーチに巻き込まれにくいです。
客先常駐の場合は、ユーザー企業の情報システム構築を請け負い、プロジェクトが終わったらまた別の企業に常駐することになります。
対して社内SEの場合は一つのシステムを長く担当することが多いです。
そのためそのシステムにじっくりと向き合いつつ日々の運用は管理をしていくことになります。
社内SEに転職するには年齢が重要!35歳がターニングポイント
社内SEに転職するには年齢が重要となります。IT業界には「35歳」が転職できる年齢の上限だったり、プログラマーとして現役で働ける限界などと言われています。
これは新しいIT言語などが身につけられるのが35歳までで、その後だと厳しいと思われているためです。
実際は35歳できっぱりと転職できなるわけではないですが、社内SEへの転職を考えているのであれば早めに動いた方がいいでしょう。
社内SEへの転職を成功させる3つのポイント
次に社内SEへの転職を成功させる3つのポイントについてお伝えしていきます。
最低経験年数3年を意識しよう
社内SEへの転職は最低経験年数3年を意識するといいです。
社内SEの中途での募集の場合は、最低経験年数に3年以上を条件としている企業が多いんですよね。
そのため未経験からいきなり社内SEへの転職は正直難しいと言えます。
未経験の場合はまずは受託開発などのSE業務を経験し、スキルや知識を付けた上で社内SEの転職を目指すことをおすすめします。
「残業がなく楽そうだから」という志望動機はNG
また先ほどデスマーチや残業が少ないことをお伝えしましたが、「残業がなく楽そう」という志望動機はもちろんNGとなります。
社内SEも立派な仕事の一つで、熱意を持って取り組んでくれる人を企業も求めています。
また楽そうなイメージがある社内SEも決して「楽」ではありません。
先ほど述べたように業務はヘルプデスク業務から、社内のインフラ整備、社内システムの提案や運用保守と、勤務時間中は忙しく働きます。
その会社のシステムや業務を改善していこう!という気概がなく「楽だから」という理由では、運良く転職できたとしても業務自体が苦になるでしょう。
システムエンジニアに資格は不要。早期の転職活動が重要
システムエンジニアの職種は資格よりも実務経験やスキルを重要視します。
(ITエンジニアの資格取得についてはこちらの記事にまとめてます。参考にしてみてください)
そのため実務経験を積んでいくためにも早期に転職をし、スキルを就けていくことが重要となります。
社内SEから普通のシステムエンジニアへの転職は難しいので注意しよう
また一度社内SEになると、普通のシステムエンジニアへの転職は難しいため注意しましょう。
以下理由を説明していきますね。
普通のシステムエンジニアに戻れるだけのスキルを保ちにくい
社内SEでは普通のシステムエンジニアに戻れるだけのスキルを保ちにくいです。
その会社専用のシステムには詳しくなりますが、他のシステムに関しては知識が乏しくなります。
特に社内システムで求められることは安定稼働と低コストであることです。
そのため一度導入したシステムを保守・運用しながらできる限り長く使うことになります。
特にシステムのエラーですぐに問題が解決できない場合、運用面で解決することもあります。
ある意味通常のエンジニア業界から見るとかなり「ゆるい」と言わざるを得ず、他のIT企業への転職が難しくなります。
しかし、他業種への社内SEには転職しやすい!
ただし他業種への社内SEには転職しやすいと言えます。
社内SEとしてスキルも磨かれ、社内で使われるシステムの問題点や改善の仕方など、社内システムに特化したスキルが身についているためです。
他業種の社内システムの改善を期待されることもあります。
社内SEへの転職は年齢が重要。早めに転職エージェントへ相談を!
社内SEへの転職は年齢が重要となります。特に実務経験が重要視されるため早い年齢の転職の方が優遇されます。
20代で実務経験がある方だと転職しやすいですね。
ですので早めに転職エージェントに相談をして年齢が若い内に転職するのがおすすめです。
まずは転職エージェントに登録して、社内SE案件に絞ってどのような求人があるか情報を集めてもらいましょう。
以下おすすめの転職エージェントを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。