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「アットホームな職場です」
そんな求人広告のキャッチコピーよく見かけませんか?
「本当にアットホームな会社なのか?」
「本当はブラック企業じゃないのか?」
「結局、アットホームな会社っていいの?悪いの?」
そう悩んでいませんか?
そこで今回は
- 「アットホームな職場です」の本当の意味とは?
- アットホームな職場が本当にいいのか?
- ブラック企業の見分け方
こんな悩みを解決する記事をまとめました。
「アットホームな職場」がいいのか悩んでいる方はぜひ読んでください。
とはいえ「会社から逃げるように転職していいのかな…」と悩んでいる人もいるでしょう。
そんな人は安心してください。こちらの「逃げ転職できない=仕事が出来ない!?」という記事にもある通り、転職でくよくよ悩む必要はありません。周りになんと言われようとあなたの人生は自分のために使いましょう。
目次
「アットホームな職場です」はただの常套句。ブラック企業かは判断できない
「アットホームな職場です」と聞くと、どんな職場をイメージしますか?
- 家族ぐらいの親密な関係
- 居心地のいい場所
- みんなで楽しく仕事をしている
なんとなく、仲良く楽しそうといったイメージではないでしょうか。
しかし、求人広告に書かれているからと言って、真に受けてはいけません。
なぜならアットホームな職場とは「お世話になっております」と同じような、ただの決まり文句にすぎないからです。
そう聞くと、
- 「企業が嘘の求人広告を出している」
- 「応募者を騙して採用するブラック企業だ」
と思うかもしれません。
確かに怪しいキャッチコピーですが、そのフレーズだけではブラック企業か判断することはできないのです。
次では、決まり文句で特に意味のない「アットホームな職場」がなぜ求人広告に掲載されているのかを説明します。
昔は「アットホームな職場」や「社員は家族」という考え方が喜ばれた
1950年代から始まった高度経済成長期では、残業して会社に泊まるのも当たり前といった風潮でした。
その為、ビジネスライクな付き合いではなく、家族のような濃いつながりが求められていたのです。
会社の成長は個人の成長。
家族のように、皆で一丸となって成長していくといった考え方が美徳とされていました。
そんな昔の名残から、今なお「アットホームな職場です」というフレーズが残されているのです。
「未経験者歓迎」なども同様にただの決まり文句にすぎない
「アットホームな職場です」がただの決まり文句にすぎないことがわかりましたね。
それと同じく、求人広告でよくみられる「未経験者歓迎」もただの決まり文句なのです。
- 広告欄のスペースが空いているから
- 応募者を大勢集めるため
このような理由で「未経験者歓迎」と書かれている場合があります。
中には未経験者でも採用し、先輩や上司がしっかり教えてくれる職場もあります。
しかし採用側からすると、未経験者より即戦力で使える経験者が欲しいのです。
そのため「未経験者募集」と求人に書いて広く集めますが、基本的には経験者を優遇します。
このように求人広告には、とりあえず書いているだけの決まり文句があるので、鵜呑みせずに注意しましょう。
しかし、「アットホームな職場」を謳うブラック企業があることも事実……
「アットホームな職場」というキャッチコピーに特に意味はないことがわかりましたね。
「意味がないなら、どこでもいいか」と安心してはいけません。
最近では「アットホームな職場」というフレーズをいいように使った、ブラック企業が蔓延してきています。
次では、そんなブラック企業にありがちな例を3点紹介します。
過剰に仲間意識が強いため疎外感を感じる
アットホームな職場では仲間意識を重視します。
本来、仲間意識を持つというのは良いことですが、意識が強すぎると内輪だけで盛り上がるような職場になってしまいます。
特に新入社員は、よそ者扱いされてしまう恐れがあるので、輪の中に入りづらいかもしれません。
また、もしあなたがミスをした場合、普通の会社なら改善案を考えて次に活かします。
しかし、アットホームを強調したブラック企業では、1度の失敗が命取りです。
そのため、あなたが周りにとって気にくわないことをしてしまうと、途端に仲間外れにされてしまうのです。
仲間から外されてしまうと、必要最低限の会話しかせず、疎外感を感じてしまいます。
公私混同で飲み会やBBQが開催されるためプライベートが確保できない
よく「アットホームな職場です」と書かれた求人広告で、飲み会やBBQをしている写真が掲載されていないでしょうか?
仲がいいことをアピールしているようですが、裏を返せばプライベートの時間が少ないと言っているようなものです。
- 平日の仕事が終わった後の飲み会
- 休日はBBQやキャンプ
- 社長や上司の気まぐれで飲み会が開催される
- 昼夜問わず仕事の電話がかかってくる
このようにアットホームな職場を謳うブラック企業では、公私混同が多くプライベートまで浸食されてしまいます。
アットホームだからと気遣いでの「サービス残業」を強要される
アットホームな職場は仲間意識が強いので、1人だけ早く帰ろうとすると白い目で見られます。
「空気を読め」
「暗黙の了解だ」
「連帯責任だ」
そういった理由で、全員の仕事が終わるまで帰れないこともあります。
また、家族のように辛いことも一緒に乗り越えることが「アットホームな職場」だと勘違いしている上司もいます。
そのため、「会社の経営が赤字だから、気を使って残業代は申請しないように」と強要されるかもしれません。
労働基準法で、法定労働時間を超えて働いた場合は割増賃金(残業代)が支払われます。
- 法定労働時間を超えたら2割5分以上の割増賃金
- 法定休日の労働は3割5分以上の割増賃金
残業代の未払いは違法なので、残業代は全額請求しましょう。
決して「アットホームな職場=ホワイト企業」ではない
先ほど説明したように、アットホームな職場を謳う会社はホワイト企業ではありません。
アットホームな職場というのは、社長や上司が考える理想の職場を意味しています。
- 家庭やプライベートより会社を第一に考える
- サービス残業は当たり前
- 親(社長や上司)の言うことは何でも聞く
アットホームな職場とは決して、働きやすいホワイト企業ではないのです。
それでは働きやすい会社とは、どういう会社なのかを次から説明していきます。
働きやすい会社ほど「アットホームな職場」ではない3つの理由
実は、働きやすい会社ほどアットホームな職場ではないのです。
理由を3つまとめましたので、紹介していきます。
理由1 フラットな関係性と仲が良いことを混同していないから
働きやすい会社ほどフラットな関係性で、上下関係が厳しくなく、部下から上司へ意見が言えます。
一見アットホームな職場と同じように見えますが、違う点として仲が良いことと混同していないところです。
仲が良いだけだと、部下が上司のことを甘く見るなど、いい加減な関係になってしまいます。
適度な距離を保つことで、うまく仕事が回るようになっているのです。
理由2 公私をしっかり線引きしているので不要な飲み会などがないから
アットホームな職場では、仕事とプライベートの境目がないため、急遽飲み会が開催されたりします。
しかし、働きやすい会社はプライベートを確保する重要性を知っているため、不要な飲み会はありません。
歓送迎会など、多少の飲み会はありますが、上司の気まぐれで開催される不要な飲み会はないでしょう。
働きやすい会社ほど、仕事とプライベートがきっちり線引きされているのです。
理由3 時間やルールを守るため情けでの残業を課せられることがないから
働きやすい会社は、労働基準法や就業規則に則った働き方を推奨します。
ブラック企業のように「会社の売り上げが落ちているから、サービス残業をしてくれ」と言われることはありません。
必要であれば残業もしますが、働きやすい会社ほど時間やルールは守ります。
お情けで残業を強要しないので、メリハリがついて働きやすいでしょう。
ブラック企業を避けて転職を成功させるためのチェックポイント
「アットホームな職場」や「未経験社歓迎」を謳っていても、いい会社ではないことがわかりました。
そんなブラック企業は避けて、ホワイト企業で働きたいですよね。
そこで、求人先がブラック企業かどうかを見分ける、3つのチェックポイントを用意しました。
求人広告を見る際は、以下の3つを意識しながら見るようにしてください。
求人募集している期間が長くないか、またはずっと募集していないか
求人募集期間が異様に長い会社ってありますよね。
普通なら、1週間や1か月単位で締め切るところですが、怪しいところは半年、1年と長いケースがあります。
その理由は、なかなか募集が来ないからなのです。
他には、いつ見ても募集がかかっている会社もありますよね。
そこも、いつまでたっても決まらないからずっと求人募集しているのです。
- 求人募集期間が長い
- 頻繁に募集がかかる
そんな会社は人気がないと言っているようなものです。
過去の求人を見て、ずっと募集がかかっているようなら、ブラック企業かもしれませんので気を付けましょう。
モデルケースの給料の幅が広くないか
給料額がアバウトなところも、ブラック企業かもしれません。
給与に関しては、細かく掲載しているところが多いですが、怪しいところはモデルケースの給料の幅が広いです。
たとえば、給料額20万~50万といったように、あやふやに書かれています。
理由は、高い給料で目を引いて、人を集めようとしているからなのです。
「昇給したら最大で50万円貰える」と書かれていても、本当に昇給できるか保証はありません。
給料の幅が広く書かれているところも、気を付けましょう。
公表されている3年後の離職率が異常に高くないか
厚生労働省が「ブラック企業」対策で、企業に対して離職率を公表するよう呼び掛けています。
労働者が一定期間内に、どのぐらい離職したかを表す数値のこと
離職率が高い会社は、それだけ辞める人が多いという事なので、ブラック企業の可能性が高いです。
厚生労働省は、このほど、平成26年3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職状況について取りまとめましたので、公表します。
今回の取りまとめにより、新規高卒就職者の40%以上、新規大卒就職者の30%以上が、就職後3年以内に離職していることが分かりました。
引用元:厚生労働省
離職率の公表は強制ではないので、未公表の会社がほとんどです。
そのような会社は「高い離職率を公表して採用希望者を減らしたくない」といった思惑があるのかもしれません。
どちらにせよ、ブラック企業かどうか調べる際、離職率は必須チェックポイントです。
他の企業と比べて離職率が高くないかチェックしましょう。
しかし、素人がブラック企業を見極めるのは難しい……
ブラック企業を見分ける3つのポイントについてわかりましたね。
しかし、最近では求人募集でブラック企業かわからないように書かれている場合もあります。
先ほど挙げた3つのポイントをクリアしても、入社したらブラック企業だったという可能性もあります。
転職の素人がブラック企業かどうか見極めるのは、難しいのかもしれません。
まずは転職のプロである転職エージェントに相談するのがおすすめ
転職の経験が少ない人からすると、転職先がブラック企業かどうか見極めきれません。
「ブラック企業には勤めたくないけど、自分ではどうしていいかわからない…」
そう思ったなら自分1人の力で探すのは辞めて、転職のプロである転職エージェントを頼りましょう。
- 転職のプロによるアドバイス
- 転職活動のサポート
- 非公開求人の紹介
このように、転職エージェントを活用することで、転職がスムーズに進みます。
そんな転職エージェントの中でも特におすすめなするサイトは、マイナビエージェントです。
業界最大手で数ある企業から、あなたにあった企業を無料で探してくれます。
プロならではのアドバイスもあるので、自分では気づけなかった点もわかるようになるでしょう。
あなたの転職活動のサポートまでしてくれるので、安心ですね。
さらに、表に出ていない非公開の求人まで紹介してくれます。
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