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「月々の支払いで精一杯で税金なんて払えない」
「いつかは差押えされてしまうかも・・・」
「どうにか払わなくて済む方法はないかな?」
税金の支払い通知が来るたびにこのような悩みに押し潰されそうになっていませんか?
税金を支払うためにこれ以上借金を重ねるわけにもいかないけど、このまま払わないわけにもいかないし、頭の中では常に税金の支払いが気がかりですよね。
差押えにならない前に何とかしなきゃ・・・
と思いつつも、 ポストに手紙が届くたびいつ差押え通知が来るのかとビクビクしているはず。
ですが、そのように悩んでるのはあなたが払えない人のための制度を知らないからなんです。
実は、税金関係の支払いはができないなら、役所で相談すれば減額の申請もできますし、場合によっては分割での支払いで応じて貰える可能性もあります。
そこでこのページでは、
- 税金が払えないときに気になる問題点
- どうしても払えない時の具体的な対処法
- 実際に払えなかった時の体験談やその後の対策
この3つについて詳しく紹介します。
目次
借金が多くて税金が払えない…
毎月、借金の支払いでギリギリな生活をしてると税金を払う余裕すらなく、何度も来る支払い通知に「いつ差押えされるんだろう」と不安を感じていますよね。
借金の返済にいっぱいいっぱいで、つい税金のことは後回しにしてしまうなんてことも。
払う意思はもちろんあるけど、なかなかそこまで手が回らず頭を抱えてるんじゃないでしょうか。
お金がなくて税金が払えないときのQ&A
そんな税金が支払えないあなたが、気になってる問題点について答えます。
税金を期限までに納付できないとどうなる?
期限を過ぎたからと言って、すぐに何かペナルティーを受けるわけではありません。1度目で支払えなければ、何度か催促の通知が来ます。
延滞金はどのくらいかかるの?
延滞金の計算方法は、【税金の金額×延滞日数×延滞金の割合(年利)÷365日】です。詳しい延滞金の割合については、以下の表を確認してください。
本則の割合 | 特例の割合 |
平成30年度の 特定基準割合1.6% |
|
期限の翌日から1ヶ月を経過する日まで | 7.3% | 特定基準割合+1% | 2.6% |
期限の翌日から1ヶ月を経過した日以降 | 14.6% | 特定基準割合+7.3% | 8.9% |
※特定基準割合は毎年変わります。
本則の割合は上限のようなもので、通常は特定の割合で計算しますが、特定の割合が本則の割合を超える場合は、本則の割合が適用されます。
【計算例1】住民税80,000円 納付期限:平成30年2月28日 納付日:平成30年3月21日 80,000×21×2.6÷365=124 延滞金:124円(1000円未満は切り捨て) 支払額:80,000円 |
【計算例2】住民税80,000円 納付期限:2月28日 納付日:5月21日 この場合、1ヶ月は、2.6%の割合が適用されるので2回に分けて計算します。 3月1日~31日までの間は、 80,000×31×2.6÷365=177 4月1日から5月21日までの間は、 80,000×51×8.9÷365=995 177+995=1172円(100円未満切り捨て) 延滞金:1,100円 支払額:81,100円 |
滞納し続けるといつ差し押さえがくる?
法律上では、督促状を発送してから10日以内には差押えの対象になりますが、実際に差押えが行われるのは数ヶ月後が一般的です。ただ、これは決まってるわけではないので、数ヶ月経たずして差押え通知が来たということもあり得ます。
信用機関への登録情報はどうなる?
税金の支払い先である市町村や年金機構は信用情報機関に加入していないため、延滞しても信用情報が登録されることはありません。
税金の時効はあるの?
時効はあります。税金の申告がされてる場合は3年、されていない場合は5年、不正(脱税など)がある場合には7年です。ただし、催促の通知が来てしまえば、また1からリセットになるので時効で払わなくても良いとなるケースはほとんどありません。
国民健康保険や国民年金が払えないときはどうする?
税金以外にも国民健康保険や国民年金も差押えの対象になります。
国民健康保険や国民年金が払えない場合には、催促を無視するのではなく役所(国民健康保険科)に相談に行きましょう。
役所に行き、支払いができない旨を伝えれば減額申請の手続きを教えてくれます。
所得や状況に応じて、7割、5割、2割と減額され、場合によっては全額免除になる可能性もあります。
もし、仕事を辞めた後で生活が苦しい場合には、離職票も一緒に持っていき減額申請を行うとより減額されやすくなるので忘れずに持って行きましょう。
夫婦で、どちらにも住民税がかかる場合、子どもの扶養を妻にすると、住民税がカットされるケースもあるようです。
例:国民健康保険料が払えないとこの電話番号から電話が来ます
【0120-987-927】
【至急】0120987927の電話がかかってきたらすぐにすべきことでも紹介していますがこの番号に見覚えはありませんか?
フリーダイヤルの電話は勧誘の電話かな?と無視してしまうことも多いと思いますが、国民健康保険の滞納者への取り立てを正式に依頼受けてる会社なので、すぐに電話に出ないと危険です。
この番号から電話がかかって来てるあなたは、すぐに確認してください。
税金がどうしても払えないときの対処法
役所に行き減額申請をしたものの、それでも支払いができない場合の対処法はいくつかありますが、比較的、行動に移しやすい順に紹介していきます。
分割払いの相談をする
減額の申請を行ってから減額通知が届くまで約2〜3ヶ月ほどかかります。
役所で減額申請をしたときにも説明されますが、その間は、催促はされませんし、もし来たとしても特に何かしなければいけないとかはありません。
この期間に何とか少しでも貯められたら良いのですが、借金の返済に追われていると貯めるどころではないと思います。
減額の決定通知が届き、思ったより減額されていない場合や、減額の対象にならなかった場合、また振り出しに戻った気分になりますよね。
こんな時は、払えないからと諦めて放置せずに、もう1度役所に行って分割の相談をしましょう。
仕事を辞めた直後である場合や、病気によって働けないなど、あなたの状況に応じて対応してくれます。
借金が多いなら債務整理
ただ、支払えない理由が借金である場合は、役所の方も対応できかねないこともあります。
この場合は、すでに借金の返済をこれ以上続けて行くのが厳しい状況であるという印でもあるので、債務整理を視野に入れて考えてみるのも得策です。
今年、運良く税金の支払いが何とかなったとしても、来年もまた同じように税金の支払い義務は発生します。
このままでは、毎年悩まされていつまでも借金返済に追われて過ごす事になるので、債務整理を検討しましょう。
生活保護を受ける
とくに病気などを理由に借金をしてしまってる場合には、債務整理をしたからと言って今後も難なく税金の支払いができるかと言えば正直難しいですよね。
この場合は、債務整理で1度借金をなくした後、生活保護の相談をしてみましょう。
借金があると生活保護は受けられないので、借金を整理するのが先です。
生活保護を受ければ税金の支払いは免除になるので、今後も支払い続けるのは難しいのであれば生活保護に頼るのは悪い選択ではありません。
【体験談】税金が払えなくて給料差押えされた話
実際に、税金が払えなくて差押えされた話です。
払えなかった税金は住民税と国民年金。
当時は、待遇の良くない仕事に就いていたため、社会保険ではなく、国民健康保険に加入していました。
保険や年金は給料から差し引かれるのではなく、貰った給料から自分で支払うような形です。
保険や年金、住民税を支払ったら手元に15万も残らないという状況でどう頑張っても払う事ができず、役所に相談に行きました。
そこで減額申請があることを知り減額申請をしたのですが、減額できたのは年金のみで半額免除。
その後、支払い通知が届くものの、払えずに何とかしようと考えてるうちに時間が経過し、最初に住民税の通知が届いてから1年3ヶ月後、ついに差押えの通知が届きました。
確か緑の用紙だった記憶がありますが、内容が
- 支払いができてないので給料を差押えします。
- もう会社には伝えてあります。
というような内容です。
支払いができていないのを会社に知られたことが恥ずかしく、何とかすぐにでも払わないと!と意を決して父に相談しお金を借りてすぐに役所に支払いしに行き解決。
ただ、1度目の決済はすでにかけており、給料から4万円ほど差し引かれました。
この金額はその後、返却されています。
最初からこの行動を取っていれば良かったものの、当時はなかなかお金がないことを親に言えませんでした。
返済が追いつかず支払いを延滞することはよくありましたが、実際に差押えが現実になるとは思っていなくて、差押え通知が来た時は何とも言えない感情になり冷や汗が止まらなかったのを覚えています。
この後、誰かが家にやって来るんじゃないかとか考えると夜も眠れず。
実際にそんな事はないですが、督促状が届いたらすぐに対処した方が良いと学びました。
※2017年の話です。
今後税金を滞納しないためには
税金の支払いは毎年やって来ます。
今回、上記の方法を試して何とか支払えたとしても来年も同じ方法が使えるとは限りません。
また同じように税金で悩まないために、今後どのように対策すれば良いのか考えてみましょう。
収入を増やすために転職を検討する
1番、解決策として効果的なのは転職です。
今よりも収入が高いところへの転職を視野に入れて、転職活動をしましょう。
税金は、前年度の収入によって決まるので、収入が高いところへの転職後1年は、収入の割に税金が少なく借金の返済も無理なくできる環境を整えることができます。
お金の管理を徹底する
来年の税金に備えて、今からお金の管理を徹底して行う必要があります。
お金の管理をしっかりしていなければ、いくら節約を頑張ろうとも節約した分をすぐ使いいつまでも今の苦しい状況からは抜け出せません。
お金の管理には家計簿アプリのマネーフォアードが便利で使いやすいですよ。
マネーフォワードでは、銀行口座やクレジットカードと直結していて使った分がすぐアプリから確認できます。
食費や光熱費など項目ごとに分けて管理する事も可能です。
それぞれ項目ごとにいくらまで使えるのか決めておいて、決めた金額を超えないように意識して管理を徹底してみてください。
クレジットカードやローン決済を減らす
クレジットカードやローンで借金をしてるあなたは、正しい利用方法を知らずにまた同じことを繰り返す可能性が高いです。
なので、クレジットカードでの支払いやローンでの購入などはできるだけ避けるようにしましょう。
とは言え、クレジットカードでの決済はポイントも貯まるしお得だから使いたい思うかもしれません。
支払いができずにポイント以上に延滞金が付いてしまったら元も子もありませんが、「固定費の支払いにだけ利用する」とルールを設けるのもおすすめです。
目的のあるモノにクレジットカードを使用するのは良いですが、目的のないものにクレジットカードを利用すると想像以上の請求額に支払いが追いつかないなんてことになります。
ローンでの支払いに関しても、今必ず必要でなければ、払える金額を用意してから購入するようにしてください。
副業を始めて収入の幅を増やす
給料以外で収入を得るのは、金銭面だけでなく精神面の安定にも繋がるので副業はぜひ取り組むべきです。
借金の返済に追われてると、お金だけでなく精神もどんどんすり減らされ余裕が無くなってきますよね。
収入の幅を増やすことで、月々の支払いに加えて税金の支払いの用意も焦ることなくできます。
借金問題が原因なら債務整理を真面目に検討しよう
税金の支払いも追いつかないあなたは、すでに支払いの目処が立っていない状況なので債務整理を検討すべきです。
月々の支払いがギリギリという程度であればまだ債務整理をせずとも解決できる可能性はありますが、税金を延滞しているようであればすでに手遅れの可能性があります。
すぐにでも弁護士に相談することを真面目に検討してみてください。
東京ミネルヴァ法律事務所では、簡単な質問に答えるだけであなたにあった債務整理の手段と、無料で相談できる弁護士を紹介してくれます。
税金が支払えないと悩んでるよりも、まずは無料の弁護士を紹介してもらい相談してみるのも良い選択です。