この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
最小限にすることにより本来人間のもつ人間本来の持つ感覚を回復させ、内面性を浮かび上がらせようとするもの。 (より引用)流行もあってかミニマリストを目指す人は多いですね。 ぼくがミニマリズムという言葉を意識するようになったのは今年の始め。モノの断捨離から取り掛かる人が多いですが、ぼくは正直やる気が起きませんでした。 モノの断捨離だけでは短絡的過ぎるなあと思ったんです。ぶっちゃけそんなの誰でも出来ます。気合の入った掃除と一緒。 もっと直接的に自分を変えるもの。好きなものにだけ囲まれるミニマリストな生活を作るためには人間関係の断捨離が最優先だとぼくは思いました。 こういった思いもあり、実は10ヶ月ほど前に名刺を捨ててみました。 営業職の人はかなり驚きですよね。 今日はそんな生活を続けて気づいたことを書いていきます。
なぜ名刺を捨てたのか?
「はあちゅう – まだ電話・名刺・FAXで消耗してるの?」このような記事を見かけるようになったのがひとつのきっかけです。 名刺って社会に出ると当たり前のように持っているものですが、なんだか前時代的だなあとは以前から思っていました。名刺をスキャンして保存してた時期にふと思ったことがあるのですが「あれ?これメールで良くないか?」って。いちいち電話番号とかアドレス登録するのもダルいし…。 考えてみると実際に仕事のやり取りをする人はSNSアプリやメールで繋がっていたし、誰かこんな人いないかなーって時も知り合いとかに聞いて紹介してもらってます。一見の人だと結局そんなに発展していない気がしました。 そんな流れもあり、思い切って名刺を捨て人間関係がどうなるか実験してみようと思ったんです。名刺を捨てて変わった3つのこと
名刺を捨ててからの生活は今までと比べるととても変化がありました。 やっぱり一番は無駄な人間関係が無くなったこと! それでは具体的に何が変わったのか書いていきます。飲み会の誘いに安易に行かなくなった
ぼくはとてもお酒が好きな方で、誘われれば飲み会に片っ端から行っていました。飲み会だけでなく単純なご飯のお誘いもバンバンと。起業当時ランチに連れてってもらった席で大きな案件が取れたことがあって、それからというもの基本的には目上の人のお誘いには行くようにしていました。 でも、名刺を捨てたら驚くほど飲み会に行かなくなったんです。最後に以前お誘い頂いていたような飲み会に行ったのは今年の1月の11日だと思います(三軒茶屋で豪遊したので覚えてます笑)。それまでは営業も兼ねて顔を出していた飲み会ですが、そういう飲み会の場って必ず名刺配るじゃないですか。ぼくもう配るものも無いわけで笑 飲み会にガンガン行く人ならわかると思いますが、名刺フォルダを見返すと実際に仕事に繋がったのって1割いるかいないかだと思います。名刺交換には無駄が多いんですよね。 だったらそれまで飲みに行っていた時間で仕事の質を上げたり、新しいターゲットへアプローチする手段を考えた方が良い。という思考に至りました。本気で必要としてくれる人が明確になった
名刺交換をしなくなっても本当に必要だなと思った人は必ず連絡をくれるんですよね。 しかも本気で困ってて連絡してくれるから建前みたいな仕事をしなくて良くなるんです。これは凄い嬉しかった。 「あの人の紹介だから仕方なく…」 みたいな仕事はもうほぼ無いです。自分自身がどう思われていて、どういったブランディングを取れているかが明確にわかるようになりました。環境への分析力が増した
「この人はぼくのことをどう思うかな?」 この意識を無自覚に常に持つようになりました。名刺を持ってないという理由だけで仕事に繋がらないなら別にぼくはそれでも良いと思っています。そもそもしっかりとしたところでは「社会的に失礼」に当たるのは重々承知なので。 ただ名刺を持っていないという前提があるおかげで、自分が飛び込むべき場所が自ずと見えるようになったんです。「この環境でなら自分の価値をしっかり出せる!」そういった場所がすぐに見出だせるようになりました。名刺を捨てたデメリット?
もちろんこれ万人におすすめなわけではありません。当たり前ですね。特に会社員の営業マンとかは言語道断だと思います。 「自分以外の何かを背負って新しい環境へ飛び込む職業」に関しては絶対的に勧めません。もちろん本人に「影響力」があれば別ですが、まあそんな人は新しい環境に行かずとも仕事をやってくるでしょう。こんな人なら出来るかも
ぼくの場合はそもそも自分で事業を持っていますし、わざわざ広げなくてもお仕事の連絡を頂ける環境は既にありました。だからこそ感じたのは- 自分の事業を既に持っていて、自らが動く環境下である程度認知されている人
- 名刺代わりになる手に職をすぐにでも示せる影響力のある人
こんな人には向いていません
具体的には会社勤めの人にはあまりおすすめできないなーと思います。 会社勤めでも何か別に副業をやられている人で名刺のいらない職ならば大丈夫だとは思います。 ぼくの場合は個人の名刺は完全に捨てましたが、コンサルのクライアント先で作ってもらった名刺だけは数種類持っています。と言ってもほぼ使う機会無いので机の奥底で眠ってますが。人間関係で消耗したら環境を変えるべき
以上がミニマリスト目指してやってみた人間関係の断捨離でした。 名刺を捨てるって最初はすごく勇気がいったんですよね。3年間当たり前の様に使ってきたので。なんだかとても大切な武器を捨てるかのようで、ゲームで表すとラスボス手前で聖剣投げ捨てて木の枝装備するイメージ。まあ正直ビビりましたよ最初は。 でもいざ捨ててみると案外どうすればいいかなんて自然と見えてくるもので逆に気が楽になったなあと思います。ぼくのいる環境はそこまで変わっていませんが、無駄な関係性を排除する良いきっかけになりました。内側から環境を変えてった感覚ですね。 悩むことがあったらやっぱり環境を変えるべきだとぼくは思っています。別に名刺を捨てるのが得策だと言うわけではありませんが、こういった方法もあるということを頭の片隅に入れておいてください。 人間関係に疲れたら思い切って環境を変えてみましょう!おすすめ著書
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ –
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/07/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る