クソ不便なド田舎でも移住者を心から楽しませる『田舎テクノロジー』 | いつまでもアフタースクール
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クソ不便なド田舎でも移住者を心から楽しませる『田舎テクノロジー』

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こんにちは高知のド田舎嶺北に移住したぶんたです。

 

先日、

「東京の人から見たら『高知』ってだけで『田舎』。でも『嶺北』に住んでいるぼくらからすると、『高知』は『田舎』じゃないし、でもここは『田舎』。それに『嶺北の中』でもさらに『田舎なところ』と『田舎じゃないところ』があると思う」

って話が出ました。

確かに住んでみて思いましたけど、ぼくのいる高知県嶺北地域の細野集落は確かにめちゃくちゃ田舎です。

でも、山を降りたら田舎とはまた少し違う。

それこそ高知市内に行ったら最早都会です。

 

もちろん東京に22年間住んでた身としては東京が都会なのは重々承知。

それでもやっぱり何かが違う。そんなモヤモヤがありました。

 

テクノロジーの差が違和感の正体

さて結論から書くとこの違和感の正体は「テクノロジーの有無」です。

と言ってもぼくが言ったわけではないのですが、確かにこの例えしっくり来たんですよね。

 

ぼくが住んでいる場所はいわゆる限界集落。

中には崩壊集落と呼ぶ人もいるくらい、過疎少子化が進んでいる地域です。

ダントツで儲かっている産業が葬儀業だと言うくらいですから、どのくらい高齢化が進んでいるかもわかると思います。

 

で、そんな限界集落のさらに奥底。

つまり山を登っていくとぼくんちがあるわけで、ハッキリ言ってクソ不便です。

 

一度家に入ってしまえば降りるのもめんどくさいので引きこもりたくなります。

しかし、何か生活用品が欲しければ降りなくては行けませんし、最近はそれすら面倒なのでぼくは毎日のようにAmazonをポチポチしています。

 

この山奥にはコンビニも無ければ自販機もない。飲み屋どころかスーパーも無い。

そんなクソ不便な環境がここにはあります。

しかしちゃんと、人は住んでるんです。

 

考えてもみてください。これだけネットやIT、テクノロジーが発展した世の中で、なぜあえてここまで不便なまま時間が止まっているのか。もはや不思議でしかありません。

 

この「あったら便利なテクノロジーが一切ないという環境が本当のド田舎なのでは?」とぼくは感じました。

 

不便を楽しむ田舎テクノロジー

そんなクソ不便なド田舎をなぜか心から楽しんでいるぼくがいます。

「ぶんちゃん想像以上になじんでるね」

と周りから言われるくらい、思いの外毎日が楽しいです。

言われてみて確かにと思いましたが、テクノロジーが驚くほどない。むしろ不便でしかない。

大人数でやる畑仕事や田んぼ仕事は効率性とマネジメントが恐ろしく悪い(田スク管理した方が良いと思う笑)。

 

なのに面白いんですよ。いや、だから面白いのかな。

 

このあえて発展していない田舎の雰囲気や環境。

そしてなぜか心から楽しくなってくる不思議な雰囲気。

もはやこれが田舎独特のテクノロジーなのではとすらぼくは思えてきました。

 

そんなわけで「テクノロジーが無くて不便なのになぜか楽しくなってしまう現象」にぼくは田舎テクノロジーと勝手に命名しています笑

いや、絶対あると思うんですよね。田舎テクノロジー。

 

テクノロジーって

「特定の分野における知識の実用化」

(テクノロジー – Wikipediaより引用)

だそうですけど、解明されていないだけで田舎独特の環境が理論的にもこういった心身的なストレスを解消したり、楽しく生きるための何か重要な要素を持っているのでは?とぼくは思います。

だってぼく自身が既にそう感じてますし、それこそこちらに来てから会う若者はほとんどが移住者です。それでも彼らもきっと同じことを感じているはず。

だからきっと何かしらの理論があるんです。

 

田舎テクノロジーの解明が今後の課題

そんなわけでこの謎の感覚と現象を解明するためにぼくはもう少しこの地域を探求してみようかと。

まだ住み始めて3週間程度ですが、やれることがあり過ぎて漠然としたワクワク感があります。

 

薪を割るだけで楽しいし、火をおこすだけで楽しいし、薪風呂に入れば最高の気分になります。

そんな毎日があるんです。

 

ここに住まなければきっと解明できない何かや、どういった理由なのかがわかればきっと救われる人もいるという希望も含めて、このクソ不便なド田舎でもう少しがむしゃらになってみようと思います。

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