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こんにちはぶんたです。久しぶりの移住日記。
移住日記と言いながら東京から書いています。移住日記(詐称)です。すみません。
高知があまりにも寒く、そして雪が降るとだいぶ生活するのが大変なため、しばらくの間東京に滞在しております。
と言ってもあと数日でまた場所を変えますが…。2月は海の街、浜金谷です。よろしくどーぞ。
さて、今回は改めて「人を動かすって大変だなー」と思った話を。
嶺北移住、ONEれいほくを通して知った本当の自分
僕が関わっているONEれいほくには年間述べ1000人以上の滞在者が訪れます。
これだけ人が来ると本当に色んな人がいて、なんというかもうカオスです。
で、僕が主に何をしているかというと、滞在拠点を運営しているONEれいほくの内部マネジメントや組織戦略などの意思決定です。
当然、バックオフィスよりの業務なので恐らくTwitter見てもブログ読んでも僕が具体的にどこまでを設計しどこまでを指示しているかは謎のままだとは思います。
そんなONEれいほくの活動をきっかけに、どんどん移住する人が増えています。
もちろん、人が増えればコミュニケーションはより難しくなり、そして問題も起きます。
色んなことがあった1年間でしたが、やっぱり人を動かすって本当に難しいなと思いました。
悩める若者の救済をテーマに掲げるONEれいほくの活動は、とても地道で泥臭く、そして自分たちでもハッキリと表現しきれないくらいには多岐に渡っています。
仕事というより、好きだからやっている。
そしてその好きが生活になっている。
だから説明しきれないんですよね。自分の私生活を全て説明できる人はいませんよね?笑
そんな活動を通して僕は自分がだいぶ利己的でそしてサクッとした人間だということを知りました。
こんなんで東京ではよく生活できたなーと思うくらいには、今まで以上に自分を出せていると思います。
良い意味でも悪い意味でも東京は”染まります”し、多くの人と接する機会が少ない田舎は”染まりません”。
久しぶりに東京に戻ってきたからこそ、自分は東京という生活に性格を合わせていたんだなと実感できました。
人間は熱で動く
色々な目線に立って考える。僕が仕事をする上で注意していることの1つです。
意思決定には全体のバランスや、傾向、その時の時流を踏まえた上での判断が必要になります。
とことんドライにならなきゃいけない瞬間もあります。
感情論ではアツくありたくても、そうはできない瞬間ってたくさんあるんですよ。それが組織ってものなんじゃないかと僕は思っています。
しかし、僕がいくらドライになったところで、結局誰かを動かすには熱量が必要です。
人間は熱い感情で動きやすく、そして冷めた感情では停滞しやすい。
ついていきたいなと思われるような人はやっぱり熱い人です。周りの組織や団体を見てもやっぱりそうなのではないでしょうか。
だからこそ人を動かすのは難しく、いくら冷静な理論をぶつけたところで動かせないことの方が多いんだと思います。
それでもこれだけ関わる人数が増えてくるとある程度の組織体制やルールは絶対に必要になってきます。
ただ先ほども説明したとおり、人は熱で動くのです。ルールや理論で人間は動きません。
そう思いながらもコミュニティを持続させるためにはルールは絶対に必要です。
この矛盾を考えれば考える程、人を動かす難しさに身悶えします。
組織的な最適解は誰かの選択肢でしかなく、もしかしたら選択肢ですらないんですよね。
自分ならどんな時に動くか
こうしたコミュニティやコミュニケーションの悩みが嶺北では尽きません。
(あ、僕的には悩みって言葉にネガティブな意味はないです。悩みが無ければ思考は止まるので。考える事が好きな僕としては悩みはむしろポジティブな要因でしかありません)
では「自分ならどんな時に動くのだろうか?」と途中から考えるようになりました。
自分以外の誰かとの行動に対して、例えば飲み会であれば行くか行かないかを選ぶ基準はなんなのか?それを常に自問自答しました。
結果として、自分は「メリットがなければ行かない」or「自分の生産性を上回るかどうか」を基準に考えてることに気づいたんです。
これは僕の判断基準で、こうした基準がそれぞれ無自覚のうちに存在していると思います。
その感覚や基準を引き出せるのが熱い気持ちなのかな?となんとなく感じました。
東京から高知に移り住んだことで、こうした無自覚だった意識がしっかりと鮮明に見えるようになったんですよね。
そんな自分を見つめ直す機会が実際田舎にはありましたし、これを再現していくことが、まず誰かを動かすための第一歩なのかなと思うようにもなりました。
人が変わるきっかけとなるプログラムを作る1年へ
まとまってないですがまとめです。
改めて人を動かすって難しく、そして誰かを動かすには熱い気持ちが必要です。
ただ、これを全ての人に課していては身体が持ちません。
それでも嶺北への滞在者はどんどん増え続けています。
だからこそ、彼らを動かしたり、本当に変わるきっかけとなるようなプログラムが必要なんだろうなと思っています。
そう思いながら、色々と考察を加えつつ実践している最中です。
いつかそんなプログラムがしっかりと見える化されれば、悩める若者、過疎化する地方を救える技法やプラットフォームになれるのではないでしょうか。
難しいけど難しいからこそ、今年はよりいっそう挑戦していきます。
って感じの決意表明でした!