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こんにちは起業家ブロガーのぶんたです。
このブログでは何度か書いていますが、ぼくは高校を中退して起業しています。
中退と起業、ちょうど今くらいの時期なんですよね。
卒業が間近に迫っていた時期にぼくは退学という道を選びました。
この決断のせいで、良いことも悪いこともたくさんありました。
過去の自分の決断に対して後悔こそしていませんが、それでも思うことはたくさんあります。
今回は昔の自分も含め、「学校を中退しようかな…」と考えている高校生や大学生に、実際に中退したぼくの身の回りの変化や心構えなどを書いていきます。
中退して変わった環境、変わらなかった想い
学校を中退するというのは今の日本ではまだまだ一大決心であり、周りから驚かれるほどの事件でもあります。
一般的には中学から高校、大学と通い、自分の進路に向かっていくのが普通ですからね。それが世間の当たり前。
もし中退しようと思っている人がこの記事を読んでいるならば、あなたは社会の当たり前から一歩外れてしまうということをまず第一に理解しておくべきです。
それが社会的に厳しいか厳しくないかではなく、1つのキャリアであることを覚えておいてください。
それでもいざ中退を選ぶのであれば。
身の回りで何が変わるのか、変わらないのか。ぼくの実体験ベースで書いていきます。
激変した友人関係
真っ先に変わったのは友人関係です。
ぼくは高校時代、初代生徒会長を務めていたので、退学という選択からはより一層大きな影響があったと思います。
大きく分けると
- 態度を一気に変える人
- 関わるのをやめた人
- 何も変わらない人
この三者になりました。
特に態度を一気に変える人は多く「生徒会長なのにありえないんだけど」という思いをぶつけてくる人もいました。
ぼくが辞めることが直接的な迷惑に繋がるとは思いませんが、一般的にはこれが当たり前の反応だなと思います。
とりあえず誰かにイライラをぶつけたいのが人の性です。
それが自分と関係あろうがなかろうが、愚痴をこぼしたくなるのは仕方のないことです。
退学をするということはそういった対象の1つになりやすいということでもあります。
一般的なレールから外れれば、普通の感覚とは相容れなくなるんです。
しかし、そんなことは関係なく今までと何も変わらない人も中にはいました。ぼくの選択を応援してくれる人ももちろんいました。
人数は少ないかもしれませんが、そういう人たちとは今でも友達です。
友人関係はもちろん大きく変わります。
ただそれは悪いことではなくて、「本当の仲間」を見つけるきっかけだったんだろうなとぼくは思っています。
もちろん、その瞬間はちょっと辛いかもしれません。
でもこれは予め予測できること。身構えておけば少し、気持ちは楽になります。
それ以上に変わった家族関係
家族関係については友人関係以上に人によって大きな差はあるだろうなと思います。
ぼくのケースで言えば、結果的に母親とは疎遠になりました。
もともとうちは離婚していて、退学を機に母方の方から父方の家庭に移ったというのもありますが、それ以降もほとんど会っていません。
ぼくの母親は「いい大学に入って、いい企業に勤めてほしい派」だったので中退を決めてからはほぼ毎日喧嘩ばかりしていました。
対して父親は「自己責任で自由に生きろ派」だったのでぼくの決断には寛容で、「やってみろよ!」と背中を押してくれました。
母親との確執は未だに解消できていません。
もちろんいつかは向き合わなければいけないことなのはわかっています。
友人たち以上に近い関係だからこそ、お互いの思いがぶつかりあうのは避けられないと思います。
時には家族を悲しませてしまうこともあるでしょう。
期待されている人ほど、そういう事態になりやすいでしょうね。
それでも本気で中退してやりたいことがあるのなら、ぼくと同じ決断になるのは致し方ないことです。
きっといつまでも変わることのない自己肯定感
友人関係や家族関係などの人間関係の変化は、退学という一般的なレールを外れる行動にはつきものだと思います。
それでも変わらないものもちゃんとあります。
中退から今まで、一貫して変わることのないもの。
それはぼく自身の自己肯定感です。
今でも中退したことへ後悔がないのは「自分が選んだことだから」なんですよね。
ぼくはもともと自己肯定感がだいぶ強く、普通だったら後悔するような出来事も、持ち前のポジティブシンキングで気持ちを変えてきました。
結局何をするにも自分の気持ちって大切で、人の心のように「不安定」で「不明瞭」なものこそ、自己肯定感がないとすぐに落ちてしまいます。
しっかり考えて選んだ選択なら後悔なんて絶対にしません。
不安や恐れはあっても、悔やむ理由は無いんです。
そのくらい自分をしっかり肯定し、絶対に後悔しないと断言できるまで考えることができたら、中退というハードルは越えられるでしょう。
社会に出るということ
ぼくのように起業するかはさておき、中退を選ぶ人はそのまま社会に出ることが多いでしょう。
ぼくは退学を決めた時、この点が一番の不安でした。
この前まで高校生だった自分なんかが仕事をできるのか。
そうやって不安を抱えていました。
一歩一歩が不安で、自分の行動からのプレッシャーに押し潰されそうになった時も数多くあります。
それでも、今こうやって生きているんですよね。
しっかり自分で歩いてくることができました。
正直、ずっと疑問だったんです。大学を出るうちに社会に出る力が付くのかな、と。
4年間が終わったらいきなり社会に出されるのに、大学での教育は不明瞭なものに感じました。
「大学がゴールじゃない。社会に出れる保証もないのに…」
そう思い、年間何百万も払って大学に通うのが、なんだかアホらしく見えたんです。
「だったら通用するか試してみるか」
ぼくの中退と起業にはそんな思いも含まれています。
がむしゃらにやってこれたからこそ、ぼくは今生きているのかもしれません。
ただ学校と社会との隔たりなんて案外そんなもので、勉強する内容が変わっただけ、実践していくことが変わっただけ。
今でこそそのくらいの変化しか無いなって思います。
要するに根本的にやっていることは一緒なんです。
そういう意味では「社会に出れるのか不安」というぼくの気持ちは思いの外空回りしました。
似た道を選ぶ人たちにはしっかりと伝えておきたいです。
「社会なんて怖くもなんともないものだよ」って。
中退は良いことでも悪いことでもない。大事なのは自分の気持ちを曲げないこと
4年経って振り返ってみた高校中退について、3つにまとめておきます。
- 友人や家族との人間関係は少なからず変わる
- 自分の気持が本気なら、学校を退学するのはアリ
- 社会に出てやることは学校の延長。やることが変わっただけで全く怖くは無かった
退学は確かに一般常識からは外れるかもしれません。
それが原因で変わってしまうものもあるでしょう。
しかし、そればかり気にしていては自分の思うような決断はできないと思います。
別に中退することは悪いことでも良いことでもないんです。
大事なのは自分が一度決めた選択で後悔しないこと。
そのためにしっかりとどんな影響が生まれるか考えて行動する必要があります。
それを問題なく乗り越えられるなら、中退という決断は大きく人生を変えてくれるでしょう。
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