這い上がる力こそ最強のリスクヘッジ | いつまでもアフタースクール
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這い上がる力こそ最強のリスクヘッジ

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こんにちはぶんたです。

ぼくが高校を中退して起業した時、なかばやさぐれていた面もあります。

両親も離婚し、6人家族もバラバラになり、母親とは意見が合わず家出をし。

「もうどうにもならないしどうなるかなんてわかんないんだから爆発してやる!」

そんな思いもあり、期待やワクワク以上に自暴自棄な気持ちが起業当時の大きな推進力になりました。

最初から色々考えてしっかりと計画的にできていたわけではありません。

むしろ、運が良かったことは認めざるを得ないでしょう。

下手すりゃすぐにダメになっていたかもしれません。

 

それでもなんとなくですが、

「何度ダメになろうと這い上がれるはず…!!」

という自信はありました。

これはぼくがいくつかの辛い経験をしてきたことに起因すると思っています。

 

死にたい時もあったどころかぶっちゃけ死にたかった

ズルズルと芸能界に所属し、大した結果も出さぬまま業界をあとにした高校1年生のぼくに残っていたのは虚無感だけでした。

穴が空いたというよりも、塞いでた穴の蓋を開けてしまった感じ。

時間だけ無駄に投資し、長年続けてきたところで、能力なんて何もなく誇れるものもない状態。

それは自分が一番わかっていたんですけどね。わかっていてもやっぱり現実と直面するのは辛かったです。

 

端的に言えば何をすればいいのかわからず、未来を想像すればただただイメージはなく死にたかった。

しかし、もう一度芸能界に戻っても、フリーターをしながら惰性で稽古を続ける20代後半のぼくが脳裏に浮かび、やっぱり結局死にたかった。

 

そんな不安と直面しないため、未来を先延ばしにするため、ぼくは取り憑かれたかのように高校1年生から受験勉強にのめり込みました。

「とりあえずひたすら勉強して頭一つ抜きん出てやる!」という思いがありました。

 

周りから人がいなくなる不安

高2になって、両親が突然離婚しました。

仲の良かった家族は幻想でしかなく、ぼくが見ていた環境は驚くほど簡単に壊れ、なかったことになりました。

 

しばらくして当時付き合っていた彼女にも振られ、ぼくは本当に死にたくなりました。

何にも見えなくなったんですよね。

 

そして、現実から目を逸らすためにぼくはベースを始めバンドにのめり込みます。

めちゃくちゃ頑張って、カッコイイところ見せて見返してやる!という思いだけがぼくを突き動かしました。

 

挫折から這い上がる力

結果的にこの2回の挫折とそこからの這い上がりでは両方とも面白いくらい結果が残りました。短期間で急激なまでの成長があったんです。

2年次に上がる頃には一番の苦手科目だった英語の偏差値ですら模試で71.8の偏差値を取れていましたし、のめり込んだベースも一気に上達し何度かライブにも出させてもらいました。

 

この2回の挫折には共通点があると思います。

それは大きなショックを受けたあとに這い上がりさえすれば、想像以上の力を引き出せるということ。

火事場の馬鹿力のような、憎しみの力のような、なんでもいいですけどとにかく強い力が生まれると思います。

 

さらに言えば「世の中を良くしたい!」とか「素敵な未来にしたい!」みたいなキラキラした願望よりも、もっとネガティブな「絶対あいつを見返してやる…!!!」みたいなギラギラした感じの感情の方がきっと強いです。

そしてこの憎悪のような感情をエネルギーに転換できる「這い上がり力」が、人を大きく変えるのには絶対に必要だと思っています。

 

この転換ができるからこそ、ぼくは絶対に何度挫けようとも這い上がる自信がありましたし、一直線に失敗せず生きてきた人なんかには絶対に負けない自信がありました。

もしかしたら今のぼくにとって一番の特技はこの「這い上がる力」かもしれません。

 

リスクヘッジは積んでおけ!

ぼくは今でこそこういった感覚を自分で自覚することができますが、おそらく何回かの失敗や精神的ダメージを積み重ねなければそもそも感じることすらできないと思います。

しかし、生きていくためにはとても有意義な力です。

 

この力を若い頃に培うことが、生きていく上での最強のリスクヘッジだとぼくは思います。

「あんたの選んだ道は茨の道だよ!!!」

と、起業することを母親に話した時ぼくはこんな風に怒鳴られました。

それでも自ら試練を選択することが、結果的に自分の未来に繋がるとぼくは感じたんです。

 

もし、今目の前に2つの選択肢がある人は一度考えてみてください。

今だけを楽に生きますか?未来を楽に生きますか?