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あまり大きな声では言えませんが、ぼくの父親はぼくが幼稚園ぐらいの頃に債務整理をしています。
たまにこの話になると、
「今まで大変だったんじゃないか?」
と聞かれるのですが、確かにその通りで家族に何も影響が無かったかと言うと、全くもってそういうわけでもありません。
債務整理をすればぼくら子供や、妻である母親に返済義務は無くなりますが、実際は返済の義務がなくなるだけであって、日々生活していく上では不便を感じることもあります。
例えば「債務整理 子供への影響」というワードでGoogle検索した1位のサイトではこんなことが書かれています。
しかし、結論からいって『債務整理で家族に影響が出ることはない』ということです。
あくまで、カード名義の方だけを対象に債務整理手続きは進んでいきますので、子共の将来に傷がつくこともなければ、家族にその確認を行うことなども100%ないのです。
(妻(夫)や子供への影響 – 債務整理相談センター[東京・橫浜]|無料相談から最適な債務整理を提案します。より引用)
この赤線の部分『債務整理で家族に影響が出ることはない』なんて書かれていますが、これ全くのデタラメですね。影響出ないわけないんですよ、一緒に住んでいるんですから。
言い換えれば直接的な害はないかもしれませんが、債務整理による生活への弊害は無数に存在します。
実際、ぼくは何年か前から父親の代わりに車のローンを肩代わりしているので、債務整理をしたからと言って全てうまくいくわけでは絶対にありません。
かと言って、していなかったらもっと悪い状況になっていただろうなとは思います。莫大な金額の借金に精神をやられるかもしれません。
今回は債務整理をした父親を持つ息子の立場から、今までの気苦労を書いていこうかと思います。
ハッキリ言いますけど、できるなら親御さんには借金はしないでほしいと子供の立場からは思いますし、もしもう取り返しが付かないならばさっさと債務整理の手続きに移ってもらって、今後のこと、未来のことを考えてもらいたいな、と。
それを踏まえて債務整理後にやってくれたら嬉しかったことなども、ぼくの立場から書いていきます。
目次
債務整理をすると何が起こるか
まあ知っている方も多いと思うので、タイトルの通りどんな生活になったのか知りたい方は次の項からどうぞ。
さて、債務整理をすると何が起こるのかというと、めちゃくちゃ簡単に言えば債務整理の最終段階、自己破産により財産が無いことを証明して借金の支払い義務から逃れることを言います。
これだけ聞くと
「借金たくさんあっても債務整理すれば無敵じゃん!」
と思う人もいるかもしれませんが、人生そう上手くはいきません。
債務整理をすれば借金の返済義務は無くなりますが、これにより社会的信用を失ったり、借金の保証人となってくれてる人へ返済義務が回る可能性もあります。
ここまでは一般的に言われる教科書的な債務整理の実態ですが、実際にその後の生活がどうなるのか、周りへどういった影響が与えられるかを書いていきます。
債務整理によって変わってしまった生活
まずは債務整理によって変わった生活を書いていきます。
この生活があったからこそ、ぼくは「債務整理が家庭に影響を及ぼさない」なんてことは口が裂けても言えません。
債務整理は借金の支払い義務と一緒に、普通の生活を奪っていきました。
数ヶ月の車中泊生活
債務整理によってまず変わったのは居住環境でした。
当時住んでた新築の二世帯住宅には訳あって戻れなくなり、ぼくら家族はしばらく家という家に住むことができなかったんです。
ちょうどその頃、弟も一人産まれた時期で、ぼく、二人の弟、母親、父親の5人で様々な場所を転々としました。
債務整理が原因で、ブラックリストに入った父親は一切の借り入れを起こせなくなり、カードはもちろん停止。
それだけでなく、住宅の賃貸契約も断られ(自営業だったのも影響しているとは思います)、まとまった資金も債務整理を行った際にほぼ無くなってしまったので「住む家を借りる」という当たり前の事ですら出来ませんでした。
結果、ワンボックスの車で数ヶ月の間、車中泊生活。
子供の頃ながらに中々ヘビーだったのを覚えていますが、父親と母親の精神はぼくなんかが想像できないレベルにまですり減っていたと思います。
保険の代理店をやっていて自営業だった父親はぼくらを乗せ、営業先、取引先を回る生活が続きました。
2ヶ月ほどありえないレベルのボロ屋に住んだ
そんな生活が数ヶ月続き、やっとキャッシュが回り始めた頃。
それでも賃貸契約が通ることは中々なく、結局親戚が保有していた古民家をしばらくの間格安で借りれることになりました。
やっと車中泊生活から開放される!という気持ちは当時それぞれが抱いていたとは思いますが、現実はそんなに甘くありませんでした。
古民家と言うと聞こえが良いですが、そこはもはや廃墟とでも言うべきボロ屋だったんです。
風呂は五右衛門風呂(結局数回しか炊きませんでした)、廊下はギシギシと唸り、雨漏りなんて日常茶飯事。そこら中にバケツを置いていたのを覚えています。
窓はガタつき、今にも落ちるんじゃないかと軋む床はそこら中にありました。
子供心としてぶっちゃけると、正直車中泊生活の方が毎日色々なところに行けたのでまだ楽しかったのですが、このボロ屋での良い記憶は一つもありません。
特に虫がやばかった…誰だって多足類は苦手でしょうけど、とにかくどこにでも出てくるのでぼくはかなりトラウマになりました。
やっと借りれる家が見つかる
小学校1年生になる直前になってやっと住める家が見つかりました。
そこはニュータウンでこれから開発される地区だったため、とにかくそこら中の不動産が人集めに走っていてぼくらもその波に紛れ込めたのです。
その頃には父親の代理店も持ち直してきたので1年前とは比べ物にならないくらい良い環境になりました。
とは言えお世辞にも裕福とは言えず、小学校に上がってからは周りとの家庭環境の違いに悩んでいた頃もあります。
ニュータウンに住み始める人は裕福な家庭が多く、おもちゃや環境などは雲泥の差でした。
うちはテレビゲームの類は一切買ってもらえないような状況だったので、友人の家に入り浸る日が多かったです。
いつかやってくる債務整理が及ぼす子供への影響
こうした経験があるからこそ、ぼくは債務整理は二次的に周りの環境に影響を及ぼすと思っています。
また、幼少期だけであればまだ良かったのですが、ぼくが18を越えて独り立ちするようになってからはより一層債務整理による影響を感じました。
賃貸契約の保証人探しで困る
19歳の頃、一人暮らしを始めることにしたぼくはなかなかアパートを借りることができませんでした。
父親を保証人に付けると審査が通らないのです。
ブラックリストからは外れててもおかしくない頃合いでしたが、だからと言って信用があるかというとそういうわけでもありません。
後述しますが、ブラックリストから外れても社会的信用はゼロから始まるので、言ってみればぼくと同じレベルの信用性しか父親には無かったんです。
当時、離婚していて母親にも当たれなかったぼくは結局親戚の家を当たり、保証人になってくれる人を探しました。
ここで初めてぼくは債務整理の恐ろしさを実感したかもしれません。
失った信用は取り戻せないどころか、いくつになろうがゼロからのスタートになってしまうのです。
車など高額なもののローンの肩代わり
ぼくが一人暮らしをしてから2年後くらいに、何度目かの審査のあと父親もやっとクレジットカードを作れました。
しかし、限度額は楽天カードで10万円。
生活費の支払い等に充てようとすると心なし少ない金額です。
文字通り、ゼロからのスタートとなりました。
当然、車などの高額なローンは通りません。
ぼくの方が信用が蓄積されていたくらいで、高額なローンはぼくが代わりに肩代わりしています。
もちろんこれは断ればいいのですが、今までお世話になった親が困っている状況で無下にする訳にもいかないと思います。
債務整理をした後の家族や妻、子供への影響を考えている人に知ってほしいこと
以上が、実際債務整理を行ってから数年間、そして子供が成人してから及ぼす影響です。
ぼくは特に独立しているので、書類を提出することが多かったのですが、この際に保証人として父親の名前で通ることはほぼありませんでした。
保証人探しが解決できれば問題ありませんが、普通は親以外に保証人を頼むのはとてもむずかしいかと思います。
確かに、債務整理をした直後は借金の返済義務も無くなってホッとするかもしれませんが、将来こうした影響が自分の子供にも及ぶことを自覚しておくと良いかもしれません。
債務整理後に家族にできること
こういった経験を踏まえて、子供の視点から「こうしてくれたら良かったな」と思うことをいくつか挙げておこうと思います。
もし、債務整理を考えているのであれば、その時だけではなく、家族が今後どんなことで困るかも予測した上で行動されると良いかと思います。
1.お金を稼ぐ
一番はやっぱりお金を稼ぐことです。
債務整理を行えばローンなどの類いはほぼ組めなくなり、クレジットカードももちろん止まってしまいます。
ですのでお金の融通が現金でしか効かなくなってしまうのです。
これは想像以上に大変で、現金のみが唯一の信用になります。
ぼくの父親は代理店で自営業でしたが、お世辞にも余裕があったとは言い切れません。
債務整理の経験が特になければ、お金を稼ぐ、というか働くだけで勝手に信用は溜まっていきます。
しかし、債務整理後には信用という保険が一切ありません。
言い換えればキャッシュが回らなくなったら人生終了です。
そんな状況で家族を養うということの大変さや精神的な辛さは計り知れないと思います。
ぼくの父親もキャッシュが回り始めるまでは「もう後がない」という決死の思いで本気で仕事をしていました。
そのためにも、とにかくお金を稼いで、普通に生活ができなくなるかもしれないという不安から開放されるように頑張りましょう。
2.血縁から保証人を見つけておく
2つ目はぼくもだいぶ困った保証人探しです。
実際、引っ越し自体もこの審査のため予定より2ヶ月遅れたり、他にも書類等の提出にある連帯保証人の欄を埋めるのにかなり奔走しました。
書類の多さに関してはぼく自身が会社を興し、独立したからというのもありますが、それでもいざ一人暮らしを始める時に保証人になれなくて借りれないというのは結構なストレスです。
親族の中からでも良いですが、今後そういった自体が起こる可能性を踏まえて、子供の代わりに当たっておいてあげるとすんなりいくと思います。
3.債務整理だけでなくお金や信用についての知識を付けてあげる
また、自らが債務整理を経験したからこそ、お金についての知識や、世の中の信用がどうやって成り立ってるかなどの知識は小さい内から教えてあげておくと良いと思います。
この点に関してはぼくはとても感謝していて、
うちは貧乏
↓
債務整理をしたから
↓
債務整理をすると信用がなくなる
↓
現金が全て
というような思考がある程度の年の頃から備わっていました。
おかげでお金関連の苦労はしたくないという思いも人一倍強く育つことができて、リスクヘッジの心構えに関しては大人になってから特に役に立ったと思います。
債務整理はやろうと思ってやれることでもありませんし、社会的に見ればもちろんよくないことです。
しかし、債務整理をしてしまったからには後世を生きる子供たちが同じような辛い思いをしないようにしっかりと伝える義務があるでしょう。
未来の子供たちが同じ道を歩まぬよう示唆してあげるのが親の役目です。
莫大な借金があって債務整理をするのなら、家族との今後を考えてほしい
以上、ぼくの実体験から債務整理が家族へ及ぼす影響についてでした。
こうした親がいたので思うのですが、借金を負ってしまうのはぶっちゃけ仕方ないことだと思います。
それ自体に対して、ぼくは父親を責めたことは一度もありませんし、恨んだりなんてこともありません。
ただ、債務整理は家族に影響は無いと思われがちですが、間接的に当初想定していた以上の迷惑をかけることもあります。
弁護士や役所には直接的な迷惑は無いと言われると思いますが、実際債務整理が及ぼす生活への被害や精神的な辛さは計り知れないものでしょう。
とは言え、もう背負いきれなくなってしまった借金を返済するために自殺なんてことは以ての外です。
もし、返済できないレベルの莫大な借金を抱えてしまった時には、債務整理をするのも一つの手だと思います。
その代わり、家族や恋人、子供への影響はしっかりと考えてあげてください。
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