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8月3日(水)、Kindle Unlimitedが発表されました。
朝から色々な思いが頭の中で交錯したので、早々に視覚化しておきます。
kindle Unlimited。これはクリエイターの間引きですよ。
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プロの作り上げた世界がプロへの壁を高くした
インターネットの普及により、只でさえプロとアマチュアの区別が難しくなった現代。どこからがプロなのか。そしてどこまでがアマチュアなのかなんて人それぞれ定義が違うと思います。
もし生活できるお金を稼いでからがプロであれば、Kindle Unlimitedは完全にアマチュア殺しの一大サービスとなるのではないでしょうか。
プロの編集者が付いて経験豊富な著者の仕上げた本と、まだまだ未熟な名も無きクリエイターが仕上げた本では圧倒的にクオリティの差が違います。
しかしもう、プロの作品が月々980円で何冊でも読めてしまうのです。アマチュアの作品は誰が読むのでしょうか?
思考しない人を殺すサービス
ではプロを目指すアマチュアはどうなってくのでしょうか。
音楽定額配信サービスApple musicも従来のアマチュア殺しのサービスですね。
こうしたサービスの影響でさらに盛り上がりを遂げたのがSoundCloud。この他にBASE などの通信販売プラットフォームでも、クリエイターが直接CDを売るという現象が増えました。
データのやり取りで完結してしまう時代が来たというのになぜまた「CD」と言う媒体で販売するのか。ぼくはこれ弱者の、そしてアマチュアクリエイターの生存戦略だと思っています。そしてこうしたクリエイターが業界の未来を作る優秀な人材「プロ」となるのです。
プラットフォーマーになれない人間は、一般の人の目に立ってサービスを分析し、情報を取捨選択し、一貫して自分を生かす術を模索しなければならないのです。
人工知能の発達により、人間の作業がロボットに賄われたり、プログラムの業務改善で職を失う人が増えています。当たり前ですよね。彼らは時代への思考を止めたんです。前の時代に取り残されたのです。人間は考える葦。思考しない人間に残された道は無いでしょう。
このまま思考を止めて死んでいく人が多い事は一目瞭然。ITの発展とはつまり、世界レベルで行われる思考の強制です。今まで何も考えてこなかった人、現状維持と言いながら停滞している人はもう一度自分の置かれた立場を見直してください。そのままだと死にますよ?
クリエイターの生存戦略
先ほど濁したCDを売るという行為。時代に逆行しているのは明白です。しかしこれを突き詰める事がプロと呼ばれない人達の生存戦略であるとぼくは思います。
8月1日(月)。国内最大級のクラウドファンディングサービスCAMPFIREが「ファンクラブ」という新サービスをリリースしました。クリエイターが自らのファンへ金額毎に異なるリターンを定額課金で提示し、彼らのファンは自分の欲するリターンへお金を投資します。そこで集まった資金がクリエイターの活動を支えます。文字通りファンクラブ。段階を追った課金スタイルと自由度はクリエイターそしてファンに対して的確なニーズを提供しているのです。
正に弱者の生存戦略。クリエイターが多くの人にリーチし、すくい上げる時代は終わりです。これからはファンの育成が生存への鍵を握ります。なぜ重要なのかは明確です。
好きになったサービスや商品って人に勧めたくなりませんか?
熱心なファンは宣伝し、集客し、新たなファンを作ります。だからこそファンへ最大限に価値を提供することが最重要課題なのです。
ファン作りの重要性はコチラの記事でも書いています↓
CDを売ると言ういかにも時代に逆行した行為。購入者はCDに価値を感じる人だけ。つまりファンの人だけが購入するのですから。お互いにwin-winであり、ファンを囲う媒体としては正に打ってつけでしょう。
Kindle Unlimitedはこれから漫画家や小説家、クリエイティブを発信していく人への思考の強制を行っていくでしょう。アマチュアクリエイターが生き残っていくにはファンへの価値を最大限に引き出し、常に思考する姿勢を貫かなければなりません。
ちなみに。ぼくも早速登録してコチラの本をポチりました。
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せっかくだからKindleもね。