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こんにちはぶんたです。
今回はぼくが今までひた隠しにしてきた読書術を解説していきます。
なんだかキモがられるので今まで余り多くの人に伝えていませんでした。ただこればっかりは固定概念故にキモがられるのかなと思うので、根拠と結果と共に披露していきます。
ぼく流読書術。
それは「本を逆から読むこと」です。
なぜ始めたのか
そもそもなぜ始めたのか。時は小学校3年生まで遡ります。当時、ハリーポッター全盛期だったぼくら。ぼくの小学校では朝読書というものがありまして。ハリポタ大好きな子たちはこぞって読んでたんですよ。ぼくも例によってハリポタっ子だったんですが、とにかく読むのが遅い!だから中々話についていけなかったんですよね。あと、まだお前読んでないのー?とか言われて謎の劣等感を感じたり…
そんな時、どうすればみんなについていけるかと悩み、始めたのが逆読書です。つまり後ろから本を読むことでした。逆読書のおかげで少年ぶんたはハリポタを最速で読む男へと進化を遂げました。シリウス・ブラックは最速で死んでしまいました。
逆読書のやり方
逆読書の準備
逆読書はいきなり後ろから本を読めばいいわけではありません。理由は全体の概要を把握出来ないからです。本の内容を何もわからない状態で始めても逆読書は面白くないですし、そもそも頭に入ってきません。「この本はだいたいこういう話かな」「こんな流れになる物語かな」「登場人物はだいたい出てきたかな」この辺りを意識してそれを理解出来るくらいまでは普通に読んで下さい。小説だと三分の一から四分の一くらい。参考書とかだと最初の方少し読みつつ、目次見れば把握できますね。理論書は基礎の理論を把握出来るくらいまでは普通に読みましょう。
本の概要を把握し終えたらいよいよ逆読書スタートです。
逆読書開始!
準備が整ったら早速逆読書を始めましょう。逆読書で大切なのは、内容を推測し要点を理解することです。始めたての頃はいきなり最後から読み始めても訳がわからないと思います。もし章立てされている本であれば1章先から、そうでなければ今いるページより2,30ページくらい先から元のページに戻る様に読んでみてください。徐々に慣れてきたらページの間隔を増やしていきます。何度かやってみると気づくと思いますが、素晴らしく読む速度が上がっているはずです。逆読書は文脈から得た情報を元に常に思考しながら読むため効率良く要点を吸収出来るのです。「なんでこの流れになっているんだろう」「こうなった原因はなんだろう」この様に得た情報に対して常に疑問を持つのがポイントです。正解を求める事で脳は必要な箇所だけを自動で読み取り、ピックアップしていくのです。
もし逆読書に詰まったら
しかし慣れない頃は中々大変だと思います。頭のなかこんがらがってきますよね。そんな時はもう一度元読んでいたページに戻りましょう。そして情報をしっかりと頭に入れます。少しだけ読み進めてもいいです。すると一度読んだ時よりもしっかりと集中して読むのですよ。「この展開、どうしてこうなったのかわからないけど○○のきっかけさえあればなんとなくわかるような….」「これってどういう意味だったっけ。この単語さえわかれば読み取れるなあ」というように「なんとなく」のもやっとした解を頭の中で作り上げていると思います。1点2点だけ意味がわかれば流れや経緯を理解出来る様ならこの方法を試してみてください。
具体的な読み方
こんな質問を頂いたので具体的な読み方をレクチャーしておきます。
物事を細分化して考えるのは最も論理的思考には必要な考え方です。ですので、文章単位で読んでいくのが理想ですが、最初は本当に意味の分からない奇行になってしまうと思います。慣れるまでは段落毎に読んでいくのがおすすめです。慣れてきたら単位を少しずつ小さくしていき、仮定する力を養ってください。
これを何度か繰り返して本を読むことで、要点を拾う速度が格段に上がり読書効率も上がります。そして逆読書の恐ろしいところはこれだけではありません。逆読書は普通の読書以上に様々な変化を与えてくれます。
逆読書のすゝめ
ぼくは逆読書を始めて12年経ちますが、この不可思議な読書法のおかげで、超使える3つのビジネススキルが育ちました。ではどんなスキルを身に付けることが出来たのか書いていきます。
ひらめきの力-想像力が豊かになる-
逆読書を始めて圧倒的に身についたのはひらめきの力です。「どうしてこんな展開になったんだろう」という時は、なんとなく仮定を立てると思います。これを繰り返す事がひらめきの力を成長させます。この状況だったらきっとこうだ!というように立てた仮説が見事的中した時にはアドレナリンもヤバイですよね。脳を柔らかくし、発想を豊かにする力が逆読書にはあるのです。
問題解決能力-知識吸収の効率が上がる-
何か問題が起こっている、逆読書では常にその状態だと思います。これを素早く解決していくにはその問題の要点を探っていく必要があります。元の位置に向かって読むことで要点を自ら発見出来るのは物事を逆算して考えているが故です。普段の生活では中々この様なことはしないと思いますが、逆読書では当たり前です。最高の頭の体操になります。
論理的思考-ロジカルシンキングが身につく-
最後に論理的思考です。これは言わずもがな、ビジネスマン必須のスキルであり、論理的思考を上手く使いこなせている人はすぐに結果を出していますね。
本も結構出ています。
でもぼくは声を大にして言いたい!確かに本を読んで得る知識もあります。体系的なものは学べます。ただ逆読書ほど実践に沿った論理的思考力を身に付ける方法は無いと思うのです。いや、無いです!!断言します!!!
そのくらい逆読書は論理的思考力をしっかりと付けてくれます。どんな本を読んでも培えるんですよ?めっちゃお得ですよね!
その理由ですが、逆読書をしながら思考することは、ビジネスにおいての論理的思考の展開に似ているのです。考えながら脳を動かし、手を動かし、目を動かし、間違っていたら発想を転換して次の解を考え、正解ならば要点の捉え方が完璧だったことがわかります。これは実践における論理的思考と一緒です。
そう、言ってみれば本を逆から読み続けるだけで、会社員なら出世街道まっしぐら、フリーランスなら仕事も円滑、関係も良好。そんな日々を遅れるのです。
逆読書の注意点
これだけ推してきた逆読書ですがひとつだけ注意点があります。それは要点ではない部分を削ぎ落とす可能性があることです。逆読書は如何に想像を現実に近づけ、その為の要点を上手く拾い上げられるかがポイントです。慣れてくると要点だけ拾って読んでしまうので、他の部分はあまり頭に残らないんですよね。そこだけ注意しておいてください。
まとめ
逆読書、いかがでしたでしょうか。ぼくはひょんな事から始めた読書術ですが、これ本当に役立っています。要点を抑えるのって重要で色々な仕事で役立ちます。ぼくはこの思考法から最適な提案を生み出したり、具体的には業務効率化のコンサルなどに活かせています。その他臨機応変な対応が必要な時にはとても有用です。
逆読書は慣れるまでは大変だと思います。しかし出来るようになれば物凄く成長を期待出来るスキルです。是非これを機に明日からの読書を変えてみてください。
今回の記事にちなんで発売前の未来書評してみました↓