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こんにちは起業家ブロガーのぶんたです。
突然ですがあなたの部下が退職を申し出てきたらまず何を考えますか?
「引き止めなくては…」
少しでもそう思ったなら、きっぱり言いますがあなたの部下は今後もどんどん辞めていきます。
冷静に考えてみると当たり前のことなんですが、これを自分の立場に立って考えれる人が少ないように感じます。今回はそんな悩める上司や経営者に向けて書いてみました。
部下を引き止める心理
まずは部下を引き止めてしまう上司や経営者の心理を考えてみましょう。
できない上司はなぜ部下を引き止めてしまうのか。端的に言えば自分が困るからです。
マネジメントや評価など様々な点で頭を悩ませる事になります。そりゃ退職を予測していなければこういった思考になりますよね。
これは良くない典型的な例ですが、実際に存在するから驚きです。仮に引き止めて退職がなくなっても、その場しのぎの手段でしかありません。付け焼き刃の対策です。
割くべきリソースは退職する部下への対応ではありません。
なぜ会社を辞めるのか
そもそもなぜ会社を辞めるのでしょうか。
- 居づらいから
- 給料が割に合わないから
- 家庭の事情
人によって様々な理由があると思います。
この理由の中にはおそらく会社が関与している点があります。引き止めるということはその原因を見て見ぬふりするようなものなのです。
そして、納得いかないと逆ギレまでしてしまう。そんな人を何人か見てきました。そんなんじゃ辞めたくなる組織になるのも当然ですよね。
辞めるという報告を受けて引き止める必要はありません。やるべきことは理由と原因の洗い出し。そして暖かく送り出すことです。
体育会系のノリはもう終わり
ぼくの以前のクライアントでやたらと離職率の高い会社がありました。もちろん理由は様々ですが、受け継がれてきた文化的なものにぼくは違和感を感じました。
いわゆる「体育会系」のノリです。
これに乗れない人が辞めていき、ひどい人だと前日までのほほんと笑っていたのに、翌日一切音信不通になって消えてしまう人もいたくらいです。
飲み会の強制以外にも、過去の栄光を振りかざし「自分はこうした。だからお前も同じことをしろ」と行動の抑制と強制を図ります。
よくあるのが、これで上司は一方的に部下とコミュニケーションが取れていると思ってしまうパターンですね。ここまで来ると危険要素プンプンです。
残っている部下に焦点を
原因を突き詰めたら、あとは徹底的にそれを潰す組織改革を行うべきです。引き止めてしまうと、現状に安心してしまい、近い将来同じ結果を生み出してしまいます。
辞めてしまう社員をとやかく言うのではなく、現状残っている社員にわだかまりや退職に繋がる可能性がないか、しっかりと目を凝らすのです。
組織も人間と同じように生きているので、自浄機能を持つべきなんですよね。
よくない要素はどんどん消して、生きやすい環境を構築する。これは退職に限ったことだけではありません。
組織戦略がしっかりしている会社はとても強固で簡単なトラブルでは微動だにしません。
当たり前のことを当たり前にやる
今回の記事の内容って本当当たり前のことなんですよ。
ただ、なんでわざわざ書いたかって言うと、わかっていてもいざその瞬間が訪れると出来ない人が凄く多いんですよね。
ぼくは普段中小企業のコンサルをメインに仕事をしていますが、身をもって知りました。
みんな言葉では理解していても感情が先に動いてしまうのです。
それだけ当たり前のことを当たり前にやるというのは難しいです。
感情のコントロールはおそらくいくつになっても課題でしょう。
いや、むしろ歳を取ってからの方が難しいのかもしれません。
自分の中に変な軸が形成されたまま大人になってしまうと、意地でも曲げたくない気持ちが先行してしまうのかもしれないです。
退職に限ったことではありませんが、冷静に自分や状況を客観的に見るというのは本当に大切なことです。
もしかしたら上司のあなたが悪いわけではなく、会社という組織自体が悪いケースも少なからずありえます。
一旦もっとホワイトな企業へ、転職を考えてみるのもありかもしれません。
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